研究課題/領域番号 |
13J07257
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
李 増先 立命館大学, 文学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 曲水宴 / 曲水宴の儀式次第 / 曲水宴詩歌 / 貫之曲水 / 朝倉氏 / 徳川吉宗 / ケンブリッジ / 再創造 / 朝倉義景 / 三条西公条 / 一乗谷曲水宴 / ケンブリッジ大学図書館 / デジタルアーカイブ / 享保十七年曲水宴 |
研究実績の概要 |
本研究は曲水宴を対象とした研究である。曲水宴とは緩やかに流水に沿って着座し、上流から流れてくる盃を取り、酒を汲みつつ、詩歌を詠じる宴である。本年度は曲水宴の伝来より、現在に至るまでのプロセスを明らかにし、曲水宴が伝来以降本邦でどのように再創造されてきた過程に焦点を当てた。具体的には儀礼と文学の二つの側面から曲水宴をアプローチした。 儀礼の面からは『西宮記』をはじめ、複数の儀式書を用い、曲水宴の儀式次第を明らかにした。儀式次第は以下の五つの部分、すなわち、参入就座、行事、芸能、披講、賜禄の五部構成である。参加者は席などが設けられた会場に参入し、着座する。それに続き、参加者に文台・酒肴が下賜され、詩歌の後に芸能や管弦が催され、披講が行われ、最後に賜禄が行われる。儀式書ごとの儀式次第についての記述は多少異なるものの、この流れから逸脱することがないことが明らかになった。 文学の面からは、時代ごとの曲水宴の詩歌作品を定め、底本を選定し、本文校異を行い、作品の歴史的意義や解釈を行った。つまり、曲水宴の受容過程を文学史的に区切り、平安・中世・近世の三つの時期を代表する作品を選び、解釈を行った。作品はそれぞれ、平安期「紀師匠曲水宴詩歌」、中世期「永禄五年一乗谷曲水宴詩歌」、近世期「享保十七年柳営曲水宴詩歌」の三つである。作品ごとの性格や背景はそれぞれだが、全作品を通して言えることは、いずれの宴席も当時最先端の試みである事である。 このように、本邦が曲水宴(漢文化)を単に継承するのではなく、独自にアレンジし、再創造を加えた。そのため、曲水宴も時代と共に変容し、現在まで受け継がれてきた。以上に述べたことを博士論文としてまとめ提出し、2015年3月に学位が授与された。 期間中は研究遂行のために、ケンブリッジ大学図書館に赴き、意見交換やレクチャーも行った。成果は帰国後に口頭発表の形で報告した。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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