研究課題/領域番号 |
13J07952
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
斎藤 有吾 京都大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2015年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2014年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | パフォーマンス評価 / ルーブリック / 直接評価 / 間接評価 / 深い学習 / 自己評価 / 項目反応理論 / 高次の認知能力 / アクティブラーニング / 高次の認知的能力 / 信頼性 / PBL / 評価者間信頼性 / 大学生 |
研究実績の概要 |
本研究は、今日の大学教育で求められているような学生の深い学習を促すためには、授業実践場面においてどのような介入が考えられるのか。また、深い学習を促した結果、それが学習成果にどのような影響をあたえるのか、を実証的に明らかにし、大学教育に寄与することを最終的な目的としている。 本年度は、大学教育において近年活発に議論されている、学生の学習成果に関する直接評価と、学習成果や学習プロセス、学習経験に関する間接評価から得られる情報の統合を目指した研究を行った。パフォーマンス評価による高次の認知能力に関する直接評価と、学生の自己報告の間接評価の関連から、教員による直接評価を、学生の自己認識を通した評価によって代替することは困難であり、そのような能力に関して「何ができるか」という側面から捉えたいときには教員による直接評価が重要であることを示した。ただし、学習プロセスや学習経験を捉える際には学生の自己報告による間接評価も有用であることも示した。それら学習成果の直接評価と学習プロセスの間接評価の情報を統合するための縦断的調査デザインを設計・調査を行い、諸条件を統制してもなお特定の学習方略が問題解決能力やアカデミック・ライティング能力に寄与していることなどを見出した。 また、近年大学教育において高次の認知能力の育成や評価が求められており、そのような能力の評価に親和性が高いと考えられているパフォーマンス評価やルーブリックに注目が集まっている。そのような評価の測定精度に関する研究はまだ発展途上であり、検討を積み重ねていく必要がある。アカデミック・ライティングを扱った授業実践のデータを項目反応理論によって分析し、ルーブリックの各観点や評価全体の測定論上の特徴を明らかにしたことに加え、項目反応理論を用いて推定した場合の学生の能力値と、全観点の得点の単純な合計点との関連を見ることで実用上の示唆を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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