研究課題/領域番号 |
13J08982
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤井 昌和 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2015年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2014年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 海底熱水循環系 / 深海磁気異常観測 / 岩石磁気 / 海洋性地殻磁化構造 / 有人潜水艇 / 自律型無人潜水艇 / 深海磁気探査 / 火成岩の岩石磁気 / 国際情報交換 / 深海地磁気異常観測 / 海底地形 / 自立型無人潜水艇 |
研究実績の概要 |
本研究課題は、深海底で取得したベクトル磁気観測手法と解析手法を確立し、岩石磁気学的研究と合わせて海底熱水系の磁気的性質を探るものである。海底熱水循環系の空間的な広がりの把握およびその形成過程を解明することが期待される。今年度は、インド洋のヨコニワ熱水系(超苦鉄質岩母岩)について、有人潜水艇「しんかい6500」と自律型無人潜水艇「r2D4」で取得した磁気異常データの解析と岩石磁気学的研究を統合し、熱水系の発達に関する新しいモデルを提唱し、その成果を国際誌EPSLに出版した。また、沖縄トラフに発達した伊良部熱水系(玄武岩母岩)と多良間熱水系(流紋岩質母岩)で昨年度に実施した自律型無人潜水艇「うらしま」を用いた磁気異常観測記録の解析を進めた。それと並行して既存の岩石試料を用いた岩石磁気学的研究を進め、海底玄武岩の自然残留磁化を規制する要因について詳細な議論を行った。磁気異常解析結果と岩石磁気研究を統合し、伊良部・多良間熱水系の磁気的特徴とその空間的な広がりを明らかにした。過年度のマリアナトラフ熱水系における研究と上述の研究を合わせて、多様な地質学的背景を持つ熱水系の磁気的特徴について博士論文をまとめた。本研究では、複数の異なる地質学的背景を持つ熱水系に対して、現場観測に基づくベクトル磁気異常解析と岩石磁気研究を総合して海底熱水系の磁気的性質とその形成過程を論じており、ほとんど例の無い極めて貴重かつ重要な成果を上げることが出来た。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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