研究課題/領域番号 |
13J09495
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理(実験)
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
加賀谷 美佳 茨城大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2015年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2014年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2013年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 最高エネルギー宇宙線 / 活動銀河核 / 新たな候補天体の発見 / 国際会議発表 / 多波長観察 |
研究実績の概要 |
平成27年度の実施計画では、最高エネルギー宇宙線の候補天体として選出した5個の天体について調査を行う予定だったが、Fermi 望遠鏡で観測されたガンマ線カタログと Pierre Auger 宇宙線観測所および Telescope Array 計画で観測された最高エネルギー宇宙線の最新の観測データを用いて近傍の活動銀河核と最高エネルギー宇宙線の到来方向の空間相関を再調査した結果、25個の活動銀河核を最高エネルギー宇宙線の加速源候補天体を選出することができた。そのため、新たに選出したこれらの候補天体について多波長観測のアーカイブデータを用いて最高エネルギー宇宙線を加速することができる場所(活動銀河核のコア近傍かローブか)や物理条件(ローブのサイズ)について調査した。その結果、最高エネルギー宇宙線の加速源候補となった25天体のうち、活動銀河核のコア周辺で最高エネルギー宇宙線を加速できる可能性のある天体を12天体発見した。これらの天体には、H.E.S.S 望遠鏡によって高エネルギーガンマ線が観測された天体も含まれており、粒子加速の可能性がより強く示唆された。また、活動銀河核のローブで粒子が加速されていると仮定した場合、最高エネルギー宇宙線を加速するのに必要な最小のサイズが約数 kpc 程度であることを明らかにし、ローブのサイズに制限をつけることができた。本研究については、平成27年8月の宇宙線国際会議や9月の日本天文学会において発表を行い、現在、投稿論文を準備中(投稿直前)である。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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