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高次元データ分析における統計的推測

研究課題

研究課題/領域番号 13J09598
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 経済統計学
研究機関高崎経済大学

研究代表者

田中 晋矢  高崎経済大学, 経済学部, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2013
研究課題ステータス 完了 (2013年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2013年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高次元因子モデル / 識別 / 構造変化
研究概要

初年度である25年度では, 主に「1. 因子が不均一分散を持つ場合における高次元因子モデルの最小距離推定量の漸近特性の考察」及び「2. 高次元因子モデルにおける因子負荷量の構造変化に関する新しい検定方法の提案」に関する研究を行った. 当初はより広い高次元線形回帰モデルを研究対象とする予定であったが, 高次元因子モデルに対するニーズが実証研究で近年急速に高まっていることに加え高次元因子モデルの統計的推測問題ついて理論的に解決されるべきトピックが多数残されていることを知り, 25年度においては高次元線形回帰モデルの特殊ケースである高次元因子モデルに焦点を当てて研究するに至った. 1.では真の因子が不均一分散を持つ高次元因子モデルにおいてローテーションされた因子の推定値とローテーション行列の推定値を用いて真の因子を推定する方法を提案し, この方法の妥当性を保証するため推定するパラメータ数が非常に大きい状況下での最小距離推定量の漸近特性を理論的に考察した. その結果不均一分散性を仮定した高次元因子モデルにおいてローテーション行列の最小距離推定量が一致性を持つことを厳密に証明することができた. 2.は山本庸平氏との共同研究であり, 高次元因子モデルにおける因子負荷量の構造変化に関する新しい検定を提案したものである. 高次元因子モデルにおける特定の系列の因子負荷量の構造変化を検定する方法としてBreitung and Eickmeier (2011)の方法が最も有名であるが, 2. では彼らの検定はマグニチュードが大きい共通時点の因子負荷量の構造変化を想定する場合には識別問題により検出力が単調とならないことを示した上で, この問題を解決できる新しい検定方法を提案した. 1.2.の研究成果は双方とも25年度中に欧文学術雑誌に投稿済みであることに加え其々シンポジウム報告及びディスカッションペーパーとして公表された.

今後の研究の推進方策

(抄録なし)

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Testing for Factor Loading Structural Change under Common Breaks2013

    • 著者名/発表者名
      Yohei Yamamoto and Shinya Tanaka
    • 雑誌名

      Discussion Paper Series (Graduate School of Economics, Hitotsubashi University)

      巻: 2013-17

    • 関連する報告書
      2013 実績報告書
  • [学会発表] Identification of Approximate Factor Models through Heteroskedasticity2013

    • 著者名/発表者名
      田中晋矢
    • 学会等名
      科学研究費基盤(A)「非対称・非綿形統計理論と経済・生体科学への応用」主催シンポジウム「高次元データに関連する統計理論の新展開とその応用」
    • 発表場所
      小樽商科大学
    • 年月日
      2013-09-07
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

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公開日: 2014-01-29   更新日: 2024-03-26  

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