研究課題/領域番号 |
13J09662
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水上 香織 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2015年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2014年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2013年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 植民地期インド / 移民 / パンジャーブ / 人口変動 / 北米太平洋岸 / 近現代史 / インド系移民 / 自由移民 / インド民族運動 |
研究実績の概要 |
2015年度には、パンジャーブからの海外移民について特に史料の所蔵のあるインド国立文書館とチャンディーガル・パンジャーブ州立文書館において集中的に史料収集を行った。インド国立文書館では19世紀末から20世紀初めにかけての移民局議事録および在外担当局議事録を中心に史料の閲覧と収集を行い、チャンディーガル・パンジャーブ州立文書館においては英領パンジャーブ州政府内商工業局議事録史料の1905年から1921年までの目録を網羅的に閲覧して、移民関係資料の収集を行った。また、20世紀初頭に北米やオセアニア地域への移民送り出し地となったパンジャーブ州中部のジャランダール県へも赴き、ジャランダール・デュピーティー・コミッショナーズ・オフィスを中心に資料調査とインタビュー調査を試みた。 こうした調査をすすめる過程で、移民法において移民管理の対象とされなかった商人や職人、警官や兵士、巡礼者や留学生、および移民法で設定された場所以外を目的地とする非熟練労働者などについて、19世紀末以降インド政庁が世界各地の総督や領事からの問い合わせを受けて身分証明方法の導入や移民制限などの対応を迫られるようになっていく事例を発見した。このような年季契約労働者以外の移動者は、移民先から二次的・三次的な移動を繰り返すことで多国間におよぶネットワーク形成の際に鍵を握った人々でもある。彼らの動向を知るために、まずはインド政庁が彼らを移民行政のなかにどのように包摂していったのかについて明らかにすべきであるという新たな問いを得た。 また、今年度には『南アジア研究』やインドのPanjab Past and Presentsといった学術雑誌において研究成果が掲載された。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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