研究課題/領域番号 |
13J10561
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
金属物性
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関 岳人 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,530千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 330千円)
2014年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2013年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 準結晶 / STEM / EELS / 電子状態 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度に引き続き、STEM像の多変量解析によるクラスター構造解析をAl-Cu-Rh準結晶に対して行った。観察された単一クラスターの準周期的な配列というこれまでの描像では解釈出来なかったが、多変量解析によって、3種類のクラスターが存在し、投影方向に様々な比率で重なっているとして解釈することができた。以下に詳細を述べる。 原子番号コントラストが得られるHAADF-STEM像と軽元素敏感なABF-STEM像の両者からそれぞれ直径2 nmのクラスターをおよそ100枚ずつ切り出し、プローブを走査する際の試料ドリフトに由来する歪みを補正した後、主成分分析を実行した。ABFから再構成された基本クラスターには占有率の低いAlサイトまで明瞭に現れ、全原子サイトを含んだクラスター構造モデルを構築することに成功した。 再構成された3つの基本クラスターの中心付近の組成はそれぞれ異なっており、中心がCuに占有されるクラスターでは金属結合的、Rhに専有されるクラスターは共有結合的であると解釈すると、昨年度観察されたSTEM-EELSによる電子状態観察の結果と定性的に一致する結果であった。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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