研究課題/領域番号 |
13J10852
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
情報学基礎
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研究機関 | 京都大学 (2014) お茶の水女子大学 (2013) |
研究代表者 |
対馬 かなえ 京都大学, 情報学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,380千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 型エラー / 関数型言語 / デバッグ / デバッガ / スライス / 型推論 |
研究実績の概要 |
平成 26 年度は、前年度までの研究をより進め、実際に使われている言語で型デバッガを使用可能にすることを目的に、実装の拡張と、大きい言語かつサイズが大きいプログラムで使用するためのアルゴリズムの改良を行った。 1. 実装の拡張:型エラースライサ・型エラーメッセージの改良に関してもユーザテスト・評価を行うために、実装の拡張を行った。プロトタイプでは小さなサブセットしか扱っていなかったが、関数型言語の初級の授業で使われる範囲程度までの拡張を行ったことで、評価が可能となった。 2.計算量を押さえるための改良:これまでに提案した型エラースライサ・型エラーメッセージの生成では理論的側面から、単純なアルゴリズムとしていた。しかし、それでは大きい言語の大きいプログラムを対象に実行する際に計算時間が問題となる。そのため両手法の計算量を押さえるための改良を行った。具体的には型エラースライサでは、型エラースライスを作る際に削って行く部分プログラムの量を型エラースライス候補の大きさ等で適宜変更することで、型推論の回数を減らし、全体としての計算量を減らすことに成功した。型エラーメッセージの改良では、これまでは複数のメッセージの候補を作る際に元々の型エラーのプログラムを使用していたが、型エラースライスを一つ作り、それから複数の候補を作ることで、探索時間を削減し、計算量の大幅に削減に成功した。 実際の言語を対象に使用可能な型デバッグ実装が複数完成したことで、どの手法がどのようなプログラムに対して効果的か等の評価が可能になり、型デバッグの実用化に近づいたと言える。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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