研究課題/領域番号 |
13J11084
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
腫瘍生物学
|
研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
吉村 久志 日本医科大学, 大学院医学研究科, 特別研究員PD
|
研究期間 (年度) |
2013 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,760千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | Tenascin-C / splicing isoform / 膵癌 / 細胞外基質 / 免疫染色 / H19 / long non-coding RNA / pancreatic cancer |
研究実績の概要 |
Tenascin-C(Tn-C)は、Fibronectin-及びEpidermal growth factor(EGF)-like domainを有する細胞外基質糖蛋白質である。Tn-Cは癌微小環境の重要な-要素であり、正常組織では発現が限られていることから癌治療の標的として期待される。前年度はヒト膵癌細胞株において、挿入されるdomainの異なる三つのisoformの存在を明らかにした。 第2年度の4、5、6月は、Tn-Cの各domainの機能の違いの検討を目的に実験を行ってきた。現在、Tn-Cのすべてのdomainを含むベクターと、EGF-like domainのみのベクターを、それぞれ膵癌細胞株へ遺伝子導入し、安定的過剰発現細胞株の樹立を試みている。本研究課題は、研究職への就職のため平成26年6月をもって辞退したが、今後は樹立した細胞株を用いて、細胞形態(2D及び3D培養)、増殖能(MTT assay)、遊走能(Scratch assay、Time Lapse assay)、浸潤能(Boyden chamber assay)、幹細胞性(Sphere assay、Side population assay)などについて比較検討し、EGF-like domainの機能について明らかにしたいと考えている。 またヒト膵癌組織においてEGF-like domainを認識する抗体により免疫染色を行ったところ、癌の間質及び基底膜領域において強い発現が確認されたが、癌周囲の正常膵実質では膵管の基底膜領域に弱い発現がみられるのみだった。現在、Tn-CのFibronectin type III domainの一部を認識する抗体でも免疫染色を行っており、各domainの発現パターンと膵癌患者の臨床病理学的因子についての相関性の検討を予定している。
|
現在までの達成度 (段落) |
本事業が廃止となったため、記入しない。(平成26年10月3日付け)
|
今後の研究の推進方策 |
本事業が廃止となったため、記入しない。(平成26年10月3日付け)
|