研究課題/領域番号 |
13J40020
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
医化学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
有木(高木) 宏美 (2014-2015) 北海道大学, 医学研究科, 特別研究員(RPD)
有木 宏美 (高木 宏美) (2013) 北海道大学, 大学院医学研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,320千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 麻疹ウイルス / I型IFN / 樹状細胞 / MAVS / MyD88 |
研究実績の概要 |
麻疹ウイルスによる感染防御機構を明らかにするために、麻疹ウイルス受容体であるヒトCD150トランスジェニックマウス(Tg)と感染防御に関わる分子のノックアウトマウスとを掛け合わせ、感染実験を行った。これまでの研究で、インターフェロン受容体(IFNAR)を欠損するCD150Tg/Ifnar KOに麻疹ウイルスを腹腔内に感染させると、マウス生体内でウイルスは増殖した。しかし、腹腔内投与では、自然感染を模しているとは言い難く、自然感染により近いモデルとしてウイルスの経鼻投与、経気道投与による系を用いて実験を行った。ルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだ麻疹ウイルスを経気道的に感染させ、3日後の肺を回収し、肺組織での感染効率をルシフェラーゼ活性で評価したところ、CD150Tgマウスに比べてCD150Tg/IFNARKOマウスではルシフェラーゼ活性の上昇が観察された。しかし、経鼻投与においては、残念ながら肺組織での感染が成立しなかった。これは、経鼻投与では感染量が低いため、肺組織での検出に限界があると考えられる。 肺上皮細胞であるA549細胞にヒトCD150を安定発現させた細胞では麻疹ウイルス感染時にオートファジーが誘導されることが知られている。そこでVero細胞にCD150を安定発現させた細胞株を用いてオートファジーの検出を行ったが、Vero細胞では観察されなかった。一方、CD150Tg/IFNARKOマウス由来の骨髄由来樹状細胞では麻疹ウイルス感染によりオートファジーが誘導された。さらに、オートファジーの阻害剤を添加すると樹状細胞から産生されるI型IFNの産生が減少していた。これは細胞の種類によって麻疹感染時の応答が異なっており、誘導されたオートファジーの役割も細胞ごとに異なっていることを意味している。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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