研究課題/領域番号 |
13J40030
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 熊本大学 (2015) 慶應義塾大学 (2013-2014) |
研究代表者 |
石津 綾子 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,320千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 造血幹細胞 / 巨核球 / 骨髄ニッチ / CLEC2 / ニッチ / 類洞血管 / 骨髄 / CLEC-2 / 血管内皮細胞 |
研究実績の概要 |
骨髄ニッチ(造血微細環境)は造血幹細胞の維持・増殖・分化に必須の組織である。昨年度の解析にて、巨核球特異的欠損マウスの解析を行い、特異的に巨核球の細胞死を誘導できるPF4-Cre:Mos-iCspマウスにてマウスの骨髄から巨核球を減少させたときの造血幹細胞数の変化を解析したところ、巨核球欠損にともない、骨髄における造血幹・前駆細胞の頻度および機能の低下を認めた。これらのことから、骨髄の巨核球が直接造血幹細胞を制御する微小環境(ニッチ)の形成に非常に重要な細胞であることを報告した。これらの結果を踏まえ、本年度はCLEC2を介して、巨核球がどのように造血幹細胞を制御しているかをさらに検証した。巨核球が特異的に造血幹細胞制御をしている結果をうけ、さらにそのメカニズムを追及した。巨核球特異的CLEC2 欠損マウスより分離した巨核球は広範囲なニッチ因子の遺伝子発現が低下していることを認めた。その中でも巨核球の成熟および増殖に必須のサイトカイン、Thrombopoietin (Thpo)の発現も低下していることをしていることを認めた。血小板・巨核球数特異的CLEC-2欠損マウスの骨髄において、Thpo濃度の低下を認めた。さらに、CLEC2欠損マウスに認められた造血幹細胞の幹細胞能低下はrecombinant Thpo proteinのin vivo投与により、回復を認めた。これらのことからCLEC2は巨核球のニッチ機能を制御しており、その中でも特に、Thpo産生に関与することで造血幹細胞のニッチとして機能している可能性が示唆された。これまでの結果をまとめ、本年度には論文1報に加え、国際学会において研究結果を発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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