研究課題/領域番号 |
13J40160
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
病態医化学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
奥村(城尾) 晶子 (2014, 2016) 名古屋大学, 理学研究科, 特別研究員(RPD)
奥村 晶子 (城尾 晶子) (2013, 2015) 名古屋大学, 特別研究員(RPD)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
4,320千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | t(8;21)AML / AML1 / AML1-ETO |
研究実績の概要 |
AML1/Runx1は造血に重要な転写因子であり、ETO/MTG8は転写抑制因子である。急性骨髄性白血病(AML)罹患患者の一部において検出される異常な融合タンパク質AML1-ETOは、ETOの転写抑制機能によりAML1に対してドミナントネガティブに働いてAMLを引き起こす癌遺伝子と考えられるが、その分子機構は不明である。本研究はAML1-ETOタンパク質の機能解析により、t(8;21)AML発症のメカニズムを解明することを目的とする。我々は、co-factorからAML1-ETOの機能を明らかにするために結合分子を探索し、特に興味深い新規AML1-ETO結合タンパク質AEBP(AML1-ETO binding protein)について機能解析を行っている。 昨年度までに、ヒト血球系培養細胞株等を用いた実験により、AML1とAEBPとの結合活性および相互作用について検討を行った。今年度は、血液系ガン患者特異的に検出される変異型AML1に着目した。変異型AML1とAEBPとの異常な相互作用により、疾患が誘導される可能性が考えられるためである。ヒトのMDS(骨髄異形成症候群)、慢性骨髄性白血病(CML)、あるいはAML患者において報告されている7種類の変異型AML1について発現ベクターを作成し、まず、AEBPとの結合活性について、免疫沈降法およびウエスタンブロッティングにより、野生型AML1との比較を行った。興味深いことに結合活性には顕著な差が見られた。次に、AEBPによる変異型AML1の転写活性への影響をレポーターアッセイにより検討したが、これらの変異体は転写活性を有さず、この実験系では結果が得られなかった。更に、siRNAを用いた実験により、AEBPによる変異型AML1タンパク質の安定性の制御は野生型に比べて弱いことが示された。現在、本研究について論文を準備中である。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|