• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

体系的RNAiによる線虫C.elegansのゲノム機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 14011212
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関特殊法人理化学研究所

研究代表者

杉本 亜砂子  理化学研究所, 発生ゲノミクス研究チーム, チームリーダー (80281715)

研究分担者 作本 直子  理化学研究所, 発生ゲノミクス研究チーム, 研究員
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード遺伝学 / 遺伝子 / ゲノム / 発生・分化 / 細胞・組織
研究概要

1.体系的RNAi法のさらなるハイスループット化 体系的RNAiをさらに効率的に行うために、従来はマニュアルで行っていた二本鎖RNAの合成過程を自動化するための条件決定を行った。具体的には、ラボラトリーオートメーションシステム(Biomek)を用いて、96穴プレートフォーマットで非重複cDNAセットから高濃度の二本鎖RNAを合成する条件を決定した。
2.体系的RNAi法による必須遺伝子の網羅的探索 約10,000遺伝子由来のcDNAを含む非重複cDNAセット(国立遺伝研・小原雄治教授より供与)を鋳型として、上述の手法により二本鎖RNAを合成し、線虫を高濃度RNA溶液に浸すことによって体系的なRNAiを行った。各cDNAに対するRNAiによる表現型を実体顕微鏡で観察し、表現型を記録した。表現型としては、胚性致死・幼生致死・不稔・形態異常・運動能力異常等に着目し、表現型データベースを並行して構築した。平成12月現在で、約4500クローンについての解析を完了した。
3.胚性致死遺伝子群の分類 上記の体系的RNAiで胚性致死となったものについて最終表現型を微分干渉顕微鏡で観察し、発生停止時期(細胞増殖期、形態形成期、形態形成完了後、等)によって分類を行った。また、神経・筋肉・腸・咽頭等の細胞分化や組織形成についても記録した。これまでに、約120の胚性致死遺伝子についての解析を完了した。これらの表現型解析に基づき、形態形成過程に特異的に異常のあるものを選択して以後の解析を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mito, Y., Sugimoto, A., Yamamoto, M.: "Distinct developmental function of two C. elegans homologs of the cohesin subunit Scc1/Rad21"Mol Biol Cell. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Sawa, M., Suetsugu, S., Sugimoto, A., Miki, H., Yamamoto, M., Takenawa, T.: "Essential role of C. elegans Arp2/3 complex for cell migration during ventral enclosure"J Cell Sci. (in press). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi