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ゼニゴケY染色体の全構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14011222
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

大山 莞爾  京都大学, 生命科学研究科, 教授 (40135546)

研究分担者 大和 勝幸  京都大学, 生命科学研究科, 助手 (50293915)
福澤 秀哉  京都大学, 生命科学研究科, 助教授 (30183924)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2002年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
キーワードゼニゴケ / Y染色体 / 一次構造解析 / Y染色体特異的遺伝子
研究概要

本研究では、陸上植物における性の決定・分化に必要な遺伝子群の解明を目指し、雌雄異株植物であるゼニゴケのY染色体について全遺伝情報の解読を試みた。
ゼニゴケY染色体のサイズは約10Mbと見積もられ、Y染色体特異的反復配列が蓄積している領域YR1(約4Mb)と、その他の領域(約6Mb)に大別できる。総括班の支援事業を活用し、YR1については、制限酵素切断パターンの異なる24個の代表PACクローンのうち15個および全長約470kbのコンティグについて、合計約2Mbに相当する配列情報を得た。YR2については、全長約6Mbのコンティグ地図から重なりが最小となる56個のPACクローンを選び、41個について合計約?Mbに相当する配列情報を得た。既知の遺伝子とアミノ酸配列レベルで相同性を示し、かつRT-PCRで発現が認められる領域が、YR1では少なくとも6箇所、YR2では少なくとも14箇所存在した。これらの中には、遺伝子発現調節やシグナル伝達に関わると推測されるものがあった。
興味深いことに、これまでゲノミックサザン解析を行ったYR1の遺伝子については、いずれもY染色体に多コピー存在することが明らかになった。一方、これまでゲノミックサザン解析を行ったYR2の遺伝子は、Y染色体のみに存在する単一コピー遺伝子であった。このようなYR1とYR2における遺伝子の存在様式の違いは、両者の機能的な違いを反映している可能性がある。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ishizaki et al.: "Multicopy genes uniquely amplified in the Y chromosome-specific repeats of the liverwort, Marchantia polymorpha"Necleic Acids Research. 30. 4675-4681 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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