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ショウジョウバエの遺伝学的スクリーニングによるシナプス局在蛋白質の網羅的同定

研究課題

研究課題/領域番号 14011224
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

星野 幹雄  京都大学, 医学研究科, 助手 (70301273)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワードゲノム / 遺伝学 / 脳神経 / 神経科学 / シナプス / 分子生物学 / ショウジョウバエ / 行動
研究概要

シナプスに関わる諸問題の抜本的解決のためには、シナプスに局在する因子の同定と機能解析が不可欠である。しかしながら、全ゲノムの塩基配列が解読されても、遺伝子産物の神経細胞内における局在部位を指標にした網羅的なスクリーニングは容易ではない。本研究では、全く新しいアプローチとして、ショウジョウバエの遺伝学を用いてシナプスに局在する機能分子を網羅的にスクリーニングする。具体的には、シナプスに局在し、欠損変異体で行動異常を引き起こす、ショウジョウバエのHIGおよびSIF蛋白質の性質を利用する。これまでに、スクリーニングの準備段階として、HIG蛋白質のドメイン解析を行った結果、HIG蛋白質においては、第一補体結合ドメインが蛹中期におけるシナプスへの輸送のシグナルを含むのに対し、higの変異表現型をレスキューするためには、N末端部分を蛹中期に発現させることが必要十分であることがわかった。以上の結果から、HIG蛋白質上において局在シグナルとレスキュー能が分離可能であるということがわかり、その結果として、第一補体結合ドメインを欠く改変HIG蛋白質を、ゲノム上のシナプス局在因子をスクリーニングするためのツールとして用いることができるということが明らかになった。そこで、この改変HIG蛋白質を用いたエクソントラップベクターを作成し、このベクターを持つ形質転換ショウジョウバエを100系統以上作成し、その中から、トランスポゾン転移酵素を遺伝学的に供給した時に転移効率の高い系統を選別した。選別した系統をスターター系統として用いて、実際のスクリーニングのパイロット実験を行った結果、数系統のレスキュー系統を得ることができた。現在、得られた系統を解析中である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masato Yoshizawa et al.: "Dynamic and coordinated expression profile of Db1-family guanine nucleotide exchange factors in the developing mouse brain"Gene Expression Patterns ; Mechanisms of Development. (in press).

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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