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ショウジョウバエ味覚器形成と機能分化に関する網羅的遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 14011251
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

中村 真  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (30212103)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
2002年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
キーワードゲノム / シグナル伝達 / 生理 / 脳 / 神経 / 味覚 / 発生・分化
研究概要

これまでに約5,000系統の新規P因子挿入個体の解析を終了した。当初目標は1万系統であったが、我々のグループの規模から考えると5,000という数には満足している。5,000系統中、約1割の個体が、翅もしくは脚の感覚神経組織にレポーターの発現を示した。これらの中から、非神経組織での強い発現のある個体を除去し、約250系統を2次スクリーニングに回した。2次スクリーニングではコンフォーカル顕微鏡を用いてさらに細胞レベルでのスクリーニングを行い、味覚神経細胞中何個の神経細胞(または補助細胞)での発現がみられるかを検討した。その結果、味覚神経クラスター中で、1個の神経細胞でのみ発現が見られるもの(12系統)、2個の神経細胞(9系統)、3個の神経細胞(12系統)、4-5個の神経細胞(57系統)、付属細胞で発現(27系統)、付属細胞と神経細胞で発現(12系統)がそれぞれ得られた。P因子の挿入箇所は167系統に関してInverse-PCRによって検討した。その結果、129系統(77%)に関して挿入部位が判明した。
ここまでの段階での最大の収穫は、5個の神経細胞クラスター中の1個、もしくは2個といった少数の神経細胞でレポーターを発現する系統が多数(合計21系統)単離されたことである。これらの系統のP因子挿入箇所はすべて判明している。この中で9系統に関してはゲノムデータベース解析によりトラップしていると思われる遺伝子が明らかになっている。残りの12系統に関しては、挿入位置近傍のゲノム配列からは、トラップ遺伝子の候補は判明していない。これらに関しては、個々の遺伝子座ごとにさらに詳しい解析が必要である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Makoto Nakamura: "DPR, a member of the immunoglobulin superfamily required for the gustatory response to salt"Journal of Neuroscience. 22(9). 3463-6472 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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