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細胞マイクロアレイ法を用いた自己抗体遺伝子の同定および自己免疫疾患の病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 14013024
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

岸 裕幸  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (60186210)

研究分担者 鈴木 正康  富山大学, 工学部, 教授 (70226554)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2002年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
キーワード自己免疫疾患 / リンパ球 / 抗原 / 抗原受容体 / マイクロアレイ / チップ
研究概要

重症筋無力症や甲状腺機能亢進症等に代表される自己免疫疾患はアセチルコリン受容体や甲状腺刺激ホルモン受容体などに対する自己抗体が産生されることにより引き起こされると考えられている。このような自己免疫疾患の発症には環境要因の他に遺伝的要因が考えられる。遺伝的要因として腫瘍組織適合抗原(MHC)と自己免疫疾患との関連が詳細に研究されている。その他の遺伝的要因のひとつに抗体遺伝子の多型性が考えられるが、抗体遺伝子の多型性と自己免疫疾患との関連については未だ研究が進んでいない。我々は、自己免疫疾患患者の自己抗体を遺伝子レベルでハイスループットな解析を行うために、自己抗原特異的Bリンパ球のクローンレベルでの同定ならびに自己抗体遺伝子のPCRによる増幅を、一つのチップ上で行うことができるような細胞マイクロアレイ法の樹立を目的として、以下の基礎的研究を行った。
1.1個のヒトBリンパ球から抗体遺伝子を増幅・クローニングする方法を確立するために、ヒト免疫グロブリン(Ig)V領域の各ファミリーに共通なプライマーを設計し、1個のヒトBリンパ球から抗体遺伝子を増幅する条件を設定した。
2.抗原特異的Bリンパ球の検出を改造型DNAマイクロアレイスキャナーを用いて行うために最適なマイクロウェルアレイチップの材質、形状等の最適化を行った。
3.マイクロウェルチップへのリンパ球の分注方法を確立するために、自動スポッティング装置等の使用を含め、種々の方法を試みた。
1、2に関してはほぼ条件設定が終わった。3に関しては自動スポッティング装置に関して検討を続けている。現在、プロトタイプのシステムの構築が完成に近づいており、実際の自己抗原を用いた疾患の解析を行おうとしている。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Jin Z-X, et al.: "LEF-1 binds and activates the RAG-2 promoter together with c-Myb and Pax-5 in immature B cells"The Journal of Immunology. 169. 3783-3792 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Wei X-C, et al.: "Characterization of chromatin structure and enhancer elements for murine recombination activating gene-2"The Journal of Immunology. 169. 873-881 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Kishi H, et al.: "Cooperative binding of c-Myb and Pax-5 activates the RAG-2 promoter in immature B cells"Blood. 99. 576-583 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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