• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

地域住民における高血圧、脂質代謝関連遺伝子多型と生活習慣との交互作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14013030
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

上島 弘嗣  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (70144483)

研究分担者 環 慎二  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (00335168)
岡村 智教  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (00324567)
中村 保幸  滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (20144371)
木之下 正彦  滋賀医科大学, 医学部, 名誉教授 (60093168)
辻田 靖之  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (60343224)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワード地域一般住民 / SNPs / 高血圧 / 候補遺伝子 / 生活習慣 / 環境因子
研究概要

われわれは平成11年度に滋賀県S町の住民健診をうけ、同意を得た約2,400名の男女から健診データの入手とDNA採取を行い、遺伝子多型の解析を順次施行している。健診データには平成3年度から現在までの病歴、飲酒・喫煙歴、食事の味付けなど100項目におよぶ生活歴、基本的身体所見、心電図所見、脂質・血糖などの血液所見が含まれている。これに遺伝子解析の結果を統合し、研究用のデータベースの整理を行った。ALDH2遺伝子解析では、男性でALDH2*2型が高血圧に対して抑制的に働く可能性が示されたが、アルコールが飲めないことによる間接的な影響と考えられた。ALDH2*1/*1では飲酒によるHDLコレステロールの上昇を認めたが、ALDH2*1/*2では適度の飲酒であってもHDLコレステロールの上昇を伴わず、飲酒の虚血性心疾患に対する防御効果が低いと推測された。CETP intron1 Taq IB遺伝子多型でB2B2型では高HDL血症と有意に相関しており、B1B1型では検診の心電図の虚血性変化と関連を認めた。ACE I/D、AGT M235T、COX2A(-1193)G遺伝子多型で、遺伝子多型と検診所見、生活習慣、検診での約10年間の血圧の経時的変化と遺伝子多型との関連について検討をおこなった。いずれの遺伝子多型と血圧値、経年の血圧変化にも有意な関連を認めなかった。さらに各遺伝子多型を組み合わせて解析しても遺伝子多型と各因子の間に有意な関連を認めなかった。しかし食塩感受性であると言われているAGT TT型では血圧とは関連を認めなかったが、生活習慣の検討ではTT型では塩分を避ける傾向があった。
高血圧は多因子疾患であり遺伝子多型の解析結果と検診成績、生活習慣との関連づけを行う作業が多岐に渡り困難であった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi