研究課題/領域番号 |
14013042
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
川上 秀史 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (70253060)
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研究分担者 |
猪子 英俊 東海大学, 医学部, 教授 (10101932)
西村 公孝 徳島大学, 医学部附属病院, 講師 (60335809)
丸山 博文 広島大学, 医学部附属病院, 助手 (90304443)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | パーキンソン病 / ゲノムスキャン / 相関解析 |
研究概要 |
パーキンソン病は、環境要因と遺伝要因の相互作用により発症すると考えられているが、最近の双生児におけるPETを用いた遺伝学的研究やアイスランドにおける家系研究により、遺伝要因の存在がより強く示された。遺伝要因を明らかにすることは、パーキンソン病の発症リスクを明らかにするのみでなく、その発症メカニズムを解明することにより、発症予防および進展予防への創薬への道を切り開くものである。我々は、パーキンソン病発症に関わる遺伝子を同定することを目標に研究を開始した。方法としては、全ゲノムを対象にした相関解析を、3万のマイクロサテライトマーカーをもって行い、1次スクリーニング陽性のマーカーを、さらに2次、3次の検体で、検定することにより、真の感受性遺伝子を同定する。書面で同意を得た上で、パーキンソン患者500人、およびそれに対応させた正常コントロールDNAを収集した。Picogreen試薬で、個々のDNA濃度を測定し、各々160人分のDNAからなるpooled DNAを作製した。第1次スクリーニングとして、pooled DNAを基質に、X染色体上の700個のマイクロサテライトマーカーをPCRプライマーとしてPCRを行い、タイピングした。パーキンソン病患者poolと正常コントロールプールで、相関解析を行い、有意水準5%で検定した結果、約8%のマイクロサテライトマーカーで、陽性であった。今後、2次、3次の検定を行い、陽性マーカーを検出し連鎖不均衡を見出し、単一塩基多型を用いて感受性遺伝子を同定する予定である。
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