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集団遺伝学に基づく疾患関連遺伝子検出理論の整備

研究課題

研究課題/領域番号 14013046
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関九州大学

研究代表者

舘田 英典  九州大学, 大学院・理学研究院, 教授 (70216985)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード遺伝学 / ゲノム / 進化 / 集団遺伝学 / 有害遺伝子頻度
研究概要

疾患関連遺伝子マッピング方法の基礎理論を構築するために、有害遺伝子頻度とマーカー遺伝子頻度の変化過程を解析し、原因遺伝子検出可能性と種々パラメーターとの関係解明を行っている。最も簡単な場合として任意交配で、集団サイズが一定の場合について、有害遺伝子(疾患関連遺伝子)とその近傍のマーカー遺伝子との連鎖不平衡係数D'の平均値を近似的に求めるとともに、分布を計算機シミュレーションを使って調べた。近似式の導出には有害遺伝子に関するWiuf(2001)の系図学理論を利用した。D'の平均値が0.5を越えるような場合については、計算機実験からこの近似がかなり良い推定値を与えることが分かった。しかしD'分散は大きく現在この分布についての解析をすすめている。また集団サイズ変化の影響を調べるために、サイズが確率的に変動するとし中立の場合での平均ヘテロ接合頻度を求めた。従来集団サイズの変動は、サイズの時間的調和平均を有効サイズとみなすことで扱うことができると考えられてきたが、平均ヘテロ接合頻度に関しては有効サイズは算術平均と調和平均の間の価を取り、集団サイズ変動過程の時間相関に依存することを明らかにした。連鎖不平衡も集団サイズ変動の影響を受けるので、現在この問題も検討中である。さらに、SNP探索等を目的として集められたヒト集団多型データを使い、パターン情報から過去の集団構造やその遺伝子座に働く淘汰等を推測することを検討している。他研究者と協力して複数の遺伝子座で、日本人集団の特質や個々の遺伝子座に働いた自然淘汰の影響等を解析している。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Iizuka, H.Tachida, H.Matsuda: "Neutral Model under Random Environments"Genetics. 161. 381-388 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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