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双極性障害の疾患感受性遺伝子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 14013054
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

工藤 純  慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (80178003)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワード21番染色体 / 躁鬱病 / 双極性障害 / TRPM2 / BACE2 / NCAM2 / SLC5A3 / 多型
研究概要

21番染色体のゲノム塩基配列は決定されたものの個々の遺伝子構造については不完全なものが少なくないので、ゲノム塩基配列の解析に基づきRT-PCR、5'RACEにより、cDNAの単離を進め、候補遺伝子の構造を決定した。特に有力な候補遺伝子である脳に多く発現するカルシウムチャネルTRPM2/TRPC7については、最近、双極性障害患者の一部でmRNA量の低下が報告されたため、転写調節領域を明らかにするために5'RACEを徹底的に行い、従来のcDNAの5'端とは全く異なる位置に二つのプロモーター領域を初めて発見した。これらの既知・新規遺伝子のコーディング領域を増幅するプライマーを作成し、PCRの条件を設定した。お互いに血縁関係のない双極性障害22家系(米国NIMHのSevilla D.Detera-Wadleighから入手)を代表する患者DNAを用い、PCR-変性HPLC法とシーケンシングにより、塩基置換、欠失、挿入等の有無を解析した。これまでにMXA(myxovirus resistancel, interferon-inducible protein),MXB, TMPRSS2(Transmembrane protease, serine2),BACE2(beta-siteAPP-cleaving enzyme 2),NCAM2(neural cell adhesion molecule 2),SLC5A3(solute carrier family 5/inositol transporter, member3)など21q22の位置的、機能的候補遺伝子9個について、合計132個のエキソンを解析し、106種類の多型を発見した。この内アミノ酸置換を伴うもの5種類、アミノ酸欠失を伴うもの1種類であった。現在、疾患との関連を解析中である。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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