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セントロメア機能制御系の構築を軸にしたゲノム伝達操作技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 14014223
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関久留米大学

研究代表者

高橋 考太  久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (40303804)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
2002年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
キーワード染色体 / セントロメア / CENP-A / 分裂酵母 / ヌクレオソーム
研究概要

当初の予定通り、分裂酵母の新規GATA因子Ams2とセントロメア機能との関連を示唆するデータをチューンアップし、論文にして公表することができた。またコアセントロメア蛋白質Mis6の遺伝的相互作用因子の同定について大きな進展があった。具体的には以下の各点についてデータの蓄積もしくは新規の発見があった。
1)免疫沈降法や遺伝的掛け合わせでAms2とMis6の遺伝的物理的関連を調べた。その結果、セントロメア特異的ヒストンH3バリアントCENP-Aの局在には少なくとも2つの異なったパスウェイが必要であることを示唆するデータを得た。現在、CENP-Aの局在化には、Ams2によるセントロメアヌクレオソームのリモデリングとMis6によるCENP-Aの捕捉もしくは安定化が必要とのモデルに基づき検証作業を進めている。
2)クロマチン免疫沈降法によりAms2はCENP-Aの局在化しているセントロメア中央コア領域に結合していることを示した。さらにこの領域内のGATAをコアにする配列に特異的に結合していることをゲルシフト法で明らかにした。これはGATA因子がセントロメアに結合し機能している可能性を示唆する初めての報告である。
3)Ams2が細胞周期に依存してタンパク量およびその修飾状況を制御されているGATA因子であることを示唆するデータを得た。これは細胞周期依存的制御を受けるGATA因子の初めての報告である。
4)Mis6温度感受性変異の多コピーサプレッサー遺伝子の網羅的スクリーニングを開始し、新規セントロメア遺伝子Mix1を分離した。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ee Sin Chen: "A cell cycle-regulated GATA factor promotes centromeric localization of CENP-A in fission yeast"Molecular Cell. 11(1). 175-187 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Yusuke Toyoda: "Requirement of chromatid cohesion proteins rad21/scc1 and mis4/scc2 for normal spindle-kinetochore interaction in fission yeast"Current Biology. 12(5). 347-358 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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