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DRPLAモデルマウスにおける神経細胞機能障害の生理学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 14017107
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関(財)東京都高齢者研究・福祉振興財団

研究代表者

青崎 敏彦  (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団, 東京都老人総合研究所・神経回路動態研究グループ, グループリーダー (70221033)

研究期間 (年度) 2002 – 2003
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2002年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワード神経変性 / トリプレットリピート / 脊髄小脳変性症 / ポリグルタミン病 / カルシウム / 神経細胞死 / 淡蒼球 / 不随意運動
研究概要

歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)の病因は患者のDRPLA遺伝子のCAGリピート(ポリグルタミンをコード)の異常伸長が異常蛋白の核内集積、転写障害を引き起こし、機能異常をもたらすと考えられている。我々は伸長した変異DRPLA遺伝子(129リピート)を導入したトランスジェニックマウス(Q129)から得られた脳切片を用いてDRPLAの病態生理を電気生理学的に検討した。Q129は脳全体が萎縮してんかんの重積発作を示すため、まず12-14週齢の海馬のシナプス伝達機能を調べた。その結果、興奮性シナプス後電流(EPSC)の減弱とNMDA/AMPA比やpaired pulse ratioの増大、AMPA受容体、GABA受容体の減少、spineの減少が観察された。シナプス伝達の長期増強現象には強い刺激条件下では有意差は認められなかったが、サンプル数が足りないので結論に至らなかった。次に、症状出現以前の4週齢の淡蒼球を調べた。ここではpaired pulse ratioの著明な低下が見られた。他の所見には異常は認められなかった。一見矛盾する結果であるが、逆に、以上の結果はシナプス前における細胞内カルシウムのhomeostasisの異常を示すもので、このことがDRPLA症状発現の原因のひとつと考えられた。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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