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ユビキタス分散システムの実行基盤の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14019034
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関東京工業大学

研究代表者

千葉 滋  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (80282713)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
2002年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
キーワードユビキタス / 分散処理 / 高信頼性
研究概要

本研究では、次世代の計算機環境のひとつとして、ユビキタス計算に注目している。本研究でいうユビキタス計算とは、身の回りに遍在する電子機器を随時組み合わせて、高度な計算機環境を実現できるようにしようというものである。例えば、現在では、どこへ行っても高性能な計算機環境を使えるようにするためには、高速な無線LANを装備した高機能だが重いノート型PC(パソコン)を、どこへ行くにも持ち運ばなければならない。ユビキタス計算では、重い計算機をまるごと出先へ運ぶのではなく、出先へは小さく軽い機器だけを運び、出先に存在するさまざまな機器、たとえばモニタやキーボード、それにPC、PDA等を必要に応じて随時ネットワークで組み合わせながら、高性能な「分散」計算機をその場で構築して使えるようにしよう、というものである。
このようなユビキタス計算をおこなうシステムでは、処理に使われる計算機は一定でなく、ユーザの移動にともない、処理に関係する計算機が刻々と変化する。これに対応するには、従来からあるシステム故障に対する信頼性を確保する技術と同等の技術を用い、処理に関係する計算機が入れ替わった際にも、処理が途中で異常終了することなく、円滑に新しく処理に加わった計算機へ移行するようにしなければならない。我々は、ユーザが移動し、無線LANの範囲外に出るなどの理由で、通信途中にネットワーク接続が突如切断され、再び別な無線LAN経由で接続が再開された場合にも、分散アプリケーションが正しく動き続けられるような基盤ソフトウェアの開発をおこなった。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大塚, 千葉, 新城, 板野: "Flyingware:バイトコード変換による安全なエージェントの実行"日本ソフトウェア科学会第19回大会論文集. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤, 千葉: "効率的なJava Dynamic AOPシステムを実現するJust-In-Time Weaver"情報処理学会第42回プログラミング研究会. 2002-4. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中川, 千葉: "pointcutに関して高い記述力を持つアスペクト指向言語Josh"第6回プログラミングおよび応用のシステムに関するワークショップ. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 大塚, 千葉, 新城, 板野: "安全なモバイルエージェントシステムFlyingwareのための仮想ディスクの実現"第6回プログラミングおよび応用のシステムに関するワークショップ. (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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