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コンテンツ配信管理システムに関する統合的セキュリティ技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14019060
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関大阪大学

研究代表者

藤原 融  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (70190098)

研究分担者 吉田 真紀  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (50335387)
石原 靖哲  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (00263434)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
キーワードコンテンツ配信 / 分離不能多重化通信 / 楕円曲線 / ペアリング / XML
研究概要

コンテンツ配信法の実装実験,楕円曲線上のペアリングを用いた落とし戸付き分離不能多重化通信方式とその有料コンテンツ配信への応用,XMLで記述されたコンテンツの統合を中心として研究を行ない,以下のような成果を得た.
コンテンツ配信法の実装実験では,昨年度設計した加入者の排除が可能な放送型配信法の実装実験を行ない,効率上最も問題となる,クライアント毎のセッション鍵復号時間を中心に評価した.その結果,例えば,加入者総数が1万人,結託閾値100程度なら,Javaによる実装でも,例えば1日1回程度のセッション鍵変更ならば問題ないことが分かった.これは,排除の目的が料金未納等の場合,十分な頻度であると考える.なお,結託閾値とは,利用者が結託したとしても,セッション鍵を安全に配送できるための結託人数の上限である.
落とし戸付き分離不能多重化通信については,一つの方式を提案し,有料コンテンツ配信への応用を示した.この有料配信システムは定額制を基本とするが最初の試用期間は従量制を利用することができ,定額制への移行が容易に行なえるという特長をもつ.ベクトル分解問題が困難であるベクトル空間で,ある性質をもつペアリングが存在すれば落とし戸付きの分離不能多重化通信を実現できることを示した.また,ある条件を満たす楕円曲線上の点で構成されるあるベクトル空間において,ベクトル分解問題はDH問題と同程度の困難さをもつことも示した.
XMLで記述されたコンテンツの統合については,複数の組織によってXMLデータが提供される環境を想定し,それらのデータの配信を統一的に行なえるための枠組について考察した.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shingo Okamura, Maki Yoshida, Toru Fujiwara: "A Validatable Revocation Scheme with Black-Box Traitor Tracing"2002 International Symposium on Information Theory and Its Applications. 355-358 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Maki Yoshida, Shigeo Mitsunari, Toru Fujiwara: "Vector Decomposition Problem and the Trapdoor Inseparable Multiplex Transmission Scheme Based the Problem"2003年暗号と情報セキュリティシンポジウム. 491-496 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 石元 豪, 石原 靖哲, 藤原 融: "XMLデータのスキーマ統合のための枠組の提案"情報処理学会研究報告. 2003-DBS-129. (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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