研究課題/領域番号 |
14019076
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
塩澤 由典 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (00109076)
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研究分担者 |
谷口 和久 大阪産業大学, 経済学部, 教授 (80268242)
北村 泰彦 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00204917)
中島 義裕 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (40336798)
佐藤 浩 防衛大学校, 情報工学科, 助手
小野 功 徳島大学, 工学部, 助教授 (00304551)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | U-Mart / エージェント・ベースド・シミュレーション / 制度設計 / 人工市場 / 先物市場 / 金融市場 / マーケット・マイクロ・ストラクチャ / 経済物理学 |
研究概要 |
人工先物市場(U-Mart)を開発し、金融市場の制度デザインの研究を行っている。平成14年は、主に(1)サマースクールの開催(2)国際公開実験と国内公開実験の実施と、参加エージェントによる人工市場研究(3)ヒューマンエージェントのによる実験 の3つの活動を行った. 平成14年7月にサマースクールを開催した。大規模な市場システムを構築する技術を持つ開発スタッフを育てるため、研究分担者を中心に7名が講師となり、大学院生や大学生の20名の受講者に対して教育した。その結果、中心的な開発を行うスタッフが充実し、新サーバーや各種開発ツール、分析ツールが開発された。 平成14年6月に、カーネギーメロン大学で行われたCASOSカンファレンスの1セッションとして、国際公開実験UMIE2002が開催された。12チーム、48エージェントの応募があった。様々な実験環境の下で、取引実験を行った所、エージェントの順位について、対戦相手の違いよりも外部環境(与えられた時系列)の違いの方が大きな影響を与える事がわかった。 また、大阪産業大学で大規模なヒューマンエージェントによる実験が行われた.試行回数を増加させるにつれて、参加者の投資スキルが上昇した事がわかった。また、板情報の有無による投資行動の違いについて調べたが、与えられた状況下では明確な違いが発見できなかった。
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