研究課題/領域番号 |
14019083
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
矢田 勝俊 関西大学, 商学部, 助教授 (00298811)
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研究分担者 |
加藤 直樹 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40145826)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 情報技術 / ビジネスシステム / データマイニング / システムアーキテクチャ / 経営戦略 / 消費者行動 |
研究概要 |
本研究では、従来、研究レベルで開発してきたマーケティング用のシステムを、現実で利用可能なパッケージへと改良して、それを現実の企業へ導入し、実践科学的にその効果を検証する。我々が最も重要だと考えるのは、そうした新しい情報技術の導入に際して、新しいビジネスシステム、組織間関係の構築プロセスを理論化することである。新しい技術が新しいビジネスシステムや組織間関係のもとで、新しい価値をもたらすとすれば、そうしたプロセスを理論化し、より効率的な方法を模索することが社会的にも大きな意義をもつものと考えられる。 本年度、大別して2つの領域において上記の研究を進展させることができた。第一に、データマイニング技術を利用したマーケティングシステムとして、時系列解析をベースにした需要予測システムを開発した。新しい情報技術として今後、これらをビジネスのフィールドに導入していく予定である。 第二にデータマイニングを利用したビジネスプロセスの理論化を行った。大規模データから有用な知識を発見するプロセスを理論化し、さらにそのプロセスの効率化に関するマネジメント戦略を提起した。 本年度までで、新しい情報技術の導入、それを利用したビジネスプロセス、知識発見プロセスの理論化までを行い、知識発見プロセスの組織戦略まで明らかにすることができた。今後、これらの研究をベースにして、利害関係者すべてを含むビジネスシステム(ビジネス全体の仕組み)の構築プロセス、組織能力の構築理論を明らかにしていきたい。
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