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ハイパーリンクのグラフ構造に基づくWebコミュニティに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14019088
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

村田 剛志  国立情報学研究所, 情報学基礎研究系, 助教授 (90242289)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
2002年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
キーワードインターネット高度化 / 人工知能 / ディレクトリ・情報検索 / WWW / Webコミュニティ
研究概要

膨大なWeb情報の有効活用を目指し、ハイパーリンクのグラフ構造に基づいてWebページ間の関連性を見出すWeb構造マイニングの研究を引き続き行なった。平成14年度は、興味を共有するWebページ集合であるWebコミュニティを、ハイパーリンクによるグラフ構造に基づいてモデル化する手法についての考察を進めた。まずWebコミュニテイ発見の関連研究を詳しく調べ、その課題と今後の方向性について検討した。Webコミュニテイ発見の関連研究としては、固定した二部グラフ構造を探索するKumarらの手法と、ネットワーク理論を適用したFlakeらのグラフ分割の手法の二つに大きく分類できる。前者は、二部グラフという構造だけでしかWebコミュニティをとらえられないことが欠点であり、後者は適用方法によって結果にかなり差が出ることが指摘されている。また、二部グラフ以外の基本要素について、構造と意味の対応を十分に立証している研究は見受けられなかった。実際のWebコミュニティを構成している基本要素や、その組み合わせによる構造生成の可能性について、さらなる検討の必要性が明らかになった。
また、Webコミュニティにおいては、グラフ構造が密な部分が中心的なページであるとの仮定の基に、Webコミュニティを洗練する手法についての論文をまとめた。実験の結果、いくつかのトピックについて、そのトピックにおけるランキングが上位のページを発見している。この手法をさらに発展させるためには、Webコミュニティの境界や中心などの概念について検討し明確な定義を与える必要があり、それについても検討を進めた。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 村田剛志: "ハイパーリンクのグラフ構造に基づくWebコミュニティの洗練"人工知能学会誌. 17・3. 322-329 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村田剛志: "ハイパーリンクの結合関係に基づくWebコミュニティの構造分析"人工知能学会全国大会(第16回). (CD-ROM). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村田剛志: "PageRank(用語解説)"日本ファジィ学会誌. 14・2. 38-38 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 村田剛志: "Web視聴率データからのユーザコミュニティ発見に向けて"電子情報通信学会技術研究報告. AI2002-70. 1-4 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Tsuyoshi Murata: ""Toward the Discovery of Web Communities from Input Keywords to a Search Engine", in H.Motoda eds., Active Mining ・・・ New Directions of Data Mining"IOS Press. 291(95-101) (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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