研究課題/領域番号 |
14021016
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
嶋田 一夫 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (70196476)
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研究分担者 |
寺沢 宏明 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (10300956)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2002年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | HIV / ケモカイン / ケモカイン受容体 / 交差飽和法 / NMR |
研究概要 |
Human immunodeficiency virus (HIV)の標的細胞への侵入は、標的細胞表面に発現されているCD4とHIVのエンベローププロテインgp120の結合により開始される。しかし、ヒトCD4をマウス細胞系に強制発現させた場合、HIVの細胞膜との融合がみられないことおよびMIP-1αなどのケモカインがHIV抑制作用をもつこと等から、HIV侵入成立には、単にCD4とgp120の相互作用のみでは充分でなく、ケモカイン受容体であるCCR-5やCXCR-4が重要な役割を果たしていることが明らかにされた。さらに、これらの受容体はHIVの臓器・細胞親和性にも関与していることが判明している。したがって、CCR-5、CXCR-4とそのリガンドとの相互作用を原子レベルの分解能で解明することは、HIVの感染機構を考える上で極めて重要と考える。本年度は以下の示すように、相互作用解析法の確立に成功した。リガンドを標的蛋白質(受容体など)に対して過剰量加えることにより、リガンドの標的蛋白質結合状態と非結合状態間の交換系を作り出す。この交換が適当な頻度で起こっている場合、非結合状態の分子を通して交差飽和の影響を観測できる。このように、非結合状態由来のNMRシグナルを観測することにより、複合体の相互作用界面に関する情報が得られることを示した。
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