研究課題/領域番号 |
14021033
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
大野 博司 金沢大学, がん研究所, 教授 (50233226)
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研究分担者 |
大岡 静衣 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (80313097)
中村 暢宏 金沢大学, 薬学部, 助教授 (50294955)
源 利成 金沢大学, がん研究所, 教授 (50239323)
小出 康博 理化学研究所, 粘膜免疫系再構築研究チーム, 研究員
高津 宏之 理化学研究所, 粘膜免疫系再構築研究チーム, 研究員
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2002年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
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キーワード | ポリオウイルス / ポリオウイルス受容体 / 感染様式 / 腸管上皮細胞 / M細胞 / 極性輸送 |
研究概要 |
ポリオウイルスの初期感染には腸管上皮のポリオウイルス受容体(PVR)を必要とするが、その細胞内局在やポリオウイルスの感染様式は不明である。PVRにはαとδのスプライスアイソフォームが存在する。上皮細胞株MDCKに2つのPVRアイソフォームを発現させてその局在を調べた結果、PVRαは側底面細胞膜に、PVRδは頂端面および側底面細胞膜の両方に局在することが明かとなった。膜蛋白質の側底面への局在は、一般にその細胞質領域に存在する輸送シグナルによって決められる。最も頻繁に見られる側底面への輸送シグナルはYXXΟ(Yはチロシン、Xは任意のアミノ酸、Οは疎水性アミノ酸)という共通配列を持つチロシンモチーフであり、上皮細胞特異的に発現する輸送因子AP-1B複合体のμ1Bサブユニットに認識されることによって側底面への輸送を担うことが知られている。PVRαの細胞質領域にはYSAVという配列が存在する。PVRαの細胞質領域の欠損変異体およびYSAVの点突然変異体を用いた酵母2-hybrid法および上皮細胞株MDCK、LLC-PK1への遺伝子導入により、YSAV配列はμ1Bと直接結合してPVRαの側底面への輸送を担う、チロシンモチーフとして機能することが示された。現在、リンパ球と共培養することにより、抗原取込みに重要な役割を果たす特殊に分化した腸管上皮、M細胞様に分化するマウス腸管上皮細胞株m-ICc12のPVRαあるいはPVRδ安定発現株を樹立中であり、これらを用いてポリオウイルス初期感染における、M細胞を含めた腸管上皮細胞の役割を検討する。
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