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自己免疫および真菌感染の成立機構の両者に働く遺伝子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 14021079
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関徳島大学

研究代表者

松本 満  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (60221595)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
2002年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
キーワード自己免疫 / 真菌感染 / nuclear body / 転写調節因子 / AIRE
研究概要

自己免疫と真菌の認識・感染成立機構の両者に働くAIRE遺伝子の分子動態を詳細に解析する目的で、本年度は蛍光蛋白GFPとAIRE cDNAとの融合遺伝子を構築し、HeLa細胞に導入したstable transfectant(GFP-AIRE/HeLa)細胞株を樹立して研究を行った。GFP-AIRE/HeLaを蛍光顕微鏡下に観察したところ、予想通りnuclear bodyの形成を認めた。細胞分画蛋白を用いたウエスタン・ブロットにより、AIRE遺伝子産物が種々の転写因子が存在するnuclear matrixに存在することが明らかになった。また、GFP-AIRE/HeLaにプロテアソーム・インヒビターを作用させるとGFP-AIREの発現増強と核小体への集積が観察された。以上から、AIREはnuclear matrixで転写調節因子として機能し、また、プロテアソーム系の作用を受けながら、免疫系における自己・非自己の識別機構にはたらくことが示唆された。AIRE遺伝子産物が、どのようなメカニズムにより自己寛容の確立と真菌に対する感染防御にはたらくかを明らかにする目的で、1)AIRE遺伝子が、抗原提示に関わる免疫関連遺伝子に対してどのように転写調節作用を発揮するか、2)逆に、AIRE遺伝子自身の発現がどのように調節されているか、3)AIREは単独で機能するのではなく、他の遺伝子と協調的に働いている可能性が高いため、AIREと協調して働く分子を同定する、などの解析項目を中心に、現在、AIREの細胞生物学的解析を継続している。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsumoto, M., et al.: "Essential role of NF-κB-inducing kinase in T cell activation through the TCR/CD3 pathway"Journal of Immunology. 169. 1151-1158 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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