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メチル化抵抗性ウイルス感染に対する宿主応答

研究課題

研究課題/領域番号 14021139
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

松尾 光一  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40229422)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2002年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワードレトロウイルス / メチル化 / 転写 / 潜伏感染 / ウイルスベクター
研究概要

レトロウイルスの遺伝子発現は、感染した宿主細胞による不活性化を受ける。レトロウイルスの潜伏感染機構の解明とレトロウイルスベクターの発現低下という欠点の克服を目指し、われわれは、マウス白血病ウイルス(MLV)由来のレトロウイルスベクターから、宿主のメチル転移酵素の基質となるDNA配列「CpG」を塩基置換により可能な限り除去して「メチル化され得ない変異ウイルスベクター」を構築することにした。これにより宿主細胞がゲノムに組み込まれたウイルス遺伝子を不活性化する機構を、DNAのメチル化によるもとそれ以外に区別して明らかにしたい。まず、マウス白血病ウイルス由来のレトロウイルスベクターpBabe puroを出発材料とし、2つの機能部分について、メチル化の標的となるCpGを別の塩基に置換する作業を進めた。(1)puromycin耐性遺伝子は199個のアミノ酸からなる。そこで、コードされるアミノ酸配列を変えないように102個のCpGをすべて他の塩基配列に変更し、長さ30塩基のオリゴヌクレオチド44本にわけて合成した。全長の塩基配列を決定したあと、発現ベクターに挿入して細胞にpuromycin耐性を付与するかを検討した。(2)Long terminal repeat(LTR)は転写調節を担うエンハンサー・プロモータを含む。LTR領域をさらにエンハンサー領域、プロモータ領域、R領域、U5領域に分け、各領域内をCpG-freeにしてLTRの転写活性を測定した。今後、これらの変異の統合などにより、CpG-free LTRや「メチル化され得ない変異ウイルスベクター」の構築を進める。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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