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新しい物理教材「アドバンシング物理」を用いた授業実践による高大連携の試み

研究課題

研究課題/領域番号 14022106
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関京都教育大学

研究代表者

村田 隆紀  京都教育大学, 教育学部, 学長 (10027675)

研究分担者 谷口 和成  京都教育大学, 教育学部, 助手 (90319377)
宮永 健史  和歌山大学, 教育学部, 教授 (60031796)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワード高校物理カリキュラム / 高大連携 / 公開講座
研究概要

イギリス物理学協会(Institute of Physics, IoP)が開発したAレベル(17〜18歳)用の新しい物理カリキュラム「アドバンシング物理」の問題点や日本の教育への適用の可能性などを検討するため、京都と和歌山の教育学部大学教員と高校教員とで、「アドバンシング物理研究会(京都・和歌山)」を組織して研究活動を行った。研究会では、京都で公開講座の形で授業実践を行うことを計画した。
公開講座では、第2章「センシング」について、通常の教室ではできない授業を試みることをめざし、実験書などの試訳、予備実験や回路部品の調達、教材の印刷、アンケートづくり、参加の生徒募集などを準備した。
公開講座は、8月22日から24日まで、京都市左京区の同志社高校理科館において、公立、私立の高校生24名と京都教育大学などの大学生8名、合計32名の受講者を集めて実施し、大学と高校の教員20名が講師として参加した。内容は、グループ実験、センサーメーカーの技術者による「センサー入門」の講演、種々の物質の電流電圧特性の測定、センサーを利用して温度や光量を測定する実験、各班ごとにセンサーシステムをつくり、その結果の発表などである。またアンケート調査を実施して、物理履修の有無を含めて比較対照も行った。
高大連携としては、大学と公私立高校の教員が学校の枠を越えて継続的な研究会を持ち、新しい物理カリキュラムと教材の研究を行ったことや、科研費を利用して、実験器具、ソフトウェアを1クラス以上の規模の数量を教材キットとして揃え、地域の高校への貸し出しを行う体制を作ったこと、高校、大学教員双方にとって、公開講座が「アドバンシング物理」の授業を実際に行うための研修にもなったこと、などの特徴がある。
今後も研究会活動は継続し、「アドバンシング物理」の理解を深めることに努め、平成15年度にも公開講座を開くことを計画している。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 村田隆紀: "「アドバンシング物理」の授業実践による高大連携の試み"大学の物理教育. 2003-1. 50 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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