研究課題/領域番号 |
14022214
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
土橋 一仁 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (20237176)
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研究分担者 |
佐藤 文男 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70154094)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2002年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 暗黒星雲 / 星間物質 / 星形成 / 中等教育 / 理科教育 / 天文教育 |
研究概要 |
天文学のデータベースであるDigitized Sky Survey (DSS)を利用して、暗黒星雲の美しい映像を作成した。これらの映像を、主に高等学校・地学分野の学習で活用できる「暗黒星雲博物館」としてまとめ、インターネット上で公開した(URL http://astro.u-gakugei.ac.jp/〜DCM/)。DSSはパロマー山天文台(米国)およびアングロ・オーストラリア天文台(オーストラリア)によって1950年代から蓄積された写真乾板を、スキャナーで取り込みデジタル化した光学写真(星野写真)のデータベースである。全天を約20等の深さで網羅するDSSのデータは102枚組のCD-ROMに納められており、また、インターネットを介して一部をダウンロードすることもできる。暗黒星雲は星の数の少ない領域として認識される。単位立体角当たりの星の数を測定するスターカウント法をDSSに適用すれば、暗黒星雲を実際の見かけの姿に近い星数密度や、科学的により意味のある減光量(塵の量)の分布図として表すことができる。「暗黒星雲博物館」に集録されている映像は、全てこの手法によって作成された。「暗黒星雲博物館」では、約100個の暗黒星雲の姿を星数密度分布図または減光量分布図として表現した。DSSに基づくこれらの映像は科学的に非常に精確であり、また大変美しいものである。暗黒星雲は恒星や惑星が誕生する「星のゆりかご」として銀河系の中でも重要な地位を占めるが、光学写真では真っ黒に写るため、イメージとして捉えにくい天体である。平易な解説文を付した本教材を地学の学習時に活用すれば、暗黒星雲がいかに多様性に満ちた天体であるかを実感できるであろう。また、本教材に集録された暗黒星雲の美しい映像は、地学を学ぶ生徒のみならず、科学好きな一般の方でも十分に楽しめるものであると考える。
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