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学校生徒との共同観測による効果的理科防災教育の実践

研究課題

研究課題/領域番号 14022216
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関東京工業大学

研究代表者

大町 達夫  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90126269)

研究分担者 山田 伸之  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教務職員 (80334522)
山中 浩明  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (00212291)
翠川 三郎  東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (00143652)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2002年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
キーワードデジタル強震計 / 計測震度計 / 地震動共同観測 / 学校教育 / 理科教育 / 防災教育
研究概要

近年における中学・高校生の興味や関心を理科(科学技術)や地震防災の分野に向かわせるための効果的な動機付けをいかに実施するか,また一旦芽生えた興味や関心をいかに持続発展させるかなどについて,有効で実現性の高い具体策を考案し,早期に実現する必要性は極めて高い.本研究では,人口が密集し,大震災の再発が危惧されている東京都内の中学・高等学校に地震動共同観測網を構築するとともに,これを継続的に運用することにより,生徒たちが実際に体験する地震動の記録を理科と防災の両面で活用し,効果的な理科防災教育のパイロットとすることを目的としている.
本年度は練馬区立豊玉中学校・桐朋学園高等学校に従来設置されていたアナログ式強震計をデジタル強震計に更新し,台東区立駒形中学校・東京工業大学付属工業高校には新しくデジタル強震計を設置した.更新・設置したデジタル強震計(型式:ASI-231)は,地震工学の研究や実務への活用に耐えられるよう,高精度(分解能24bit)で地震動を観測記録するのみならず,液晶ディスプレイとプリンターを装備しているため,計測結果(計測震度等)を即座に表示し印刷することができる.そこで,揺れの強さを示す震度などの表示部の設置は,多くの生徒や教員の目に触れやすい場所を選んだ.また,絶対時刻を刻時するGPSユニットを装備しているので,観測時刻を精度良く知るとともに,各学校で観測されたデータ相互の関連性を比較検討することも可能である.上記の強震計は,人体で感じられる強さ以上の地震動を観測対象とすることや,機械的な構造が強固なため,生徒たちが多少乱暴に扱っても損傷しにくいことから選定したものである.これらのデジタル強震計の設置と観測データの活用により学校生徒たちの地震や地震動への興味・関心を自発的かつ継続的に高めることが期待される.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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