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学生の理解度に応じた練習問題自動生成システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 14022239
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関九州大学

研究代表者

菅沼 明  九州大学, システム情報科学研究院, 助教授 (70235852)

研究分担者 正代 隆義  九州大学, システム情報科学研究院, 助教授 (50226304)
峯 恒憲  九州大学, システム情報科学研究院, 助教授 (30243851)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2002年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード問題自動生成 / 理解度評価 / 難易度評価 / タグ付き文書 / 教材の再利用 / 動的評価 / クラスタリング
研究概要

本年度は下のような研究成果をあげた.
(1)同じ出題箇所を異なる難易度で出題する手法の構築およびシステムの実現を行った.
一般に教師が教材から練習問題を作成する作業は,出題箇所の決定,出題文の決定,選択肢の決定を行う.この3つの項目は,全て出題意図に関係しているため,この様な情報を教材から自動的に抽出するのは困難である.そのため,出題者が教材にこれらの情報をタグとして書き込むことにし,選択問題,穴埋め問題,誤り訂正問題の3つの出題形式で出題するシステム(AEGIS)を作成した.
(2)学生の理解度と問題の難易度を動的に変化させて出題する手法の構築を行った.
学生の理解度を動的に評価するための評価式を定義した.また,AEGISは学生の理解度と問題の難易度とを比較して近い値の問題を優先して出題する方法で,理解度に応じた出題を行っている.そのため,問題の難易度もできるだけ正確に評価されている必要がある.AEGISでは,問題の難易度を教師が与える仕組みになっているが,教師が考える難易度と学生が感じる難易度とには差が生じる可能性があるので,問題の難易度も動的に評価する手法を構築し,評価式を定義した.さらにこの動的な評価がうまく動作することを確かめるためにシミュレータを用いた実験を行い、提案した動的評価法の有効性を示すことができた.
(3)練習問題のナビゲーション機能に関する検討を行った.
講義する立場や目的によって講義方式は異なることが普通であるので,講義の立場や目的によって練習問題の出題方式も変化すべきである.このように,指導方式によって出題される問題の順序も異なって欲しいが,そのように出題される問題の集合を選出することは,大きな手間が必要となる.本研究では,コンセプトタグを定義し,それを用いて問題に概念ラベルをつけることができるようにした.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Akira Suganuma, Tsunenori Mine, Takayoshi Shoudai: "Automatic Generating Appropriate Exercises Based on Dynamic Evaluating both Students' and Questions' Levels"Proc. of World Conference on Educational Multimedia, Hypermedia and Telecommunications. 1898-1903 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Akira Suganuma, Tsunenori Mine, Takayoshi Shoudai: "Dynamic Evaluation of both Students' and Questions' Levels for Generating Appropriate Exercises to Students Automatically"Proc. of Knowledge-Based Software Engineering. 325-328 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] Tsunenori Mine, Akira Suganuma, Takayoshi Shoudai: "Categorizing Questions According To A Navigation List For A Web-Based Self-Teaching System : AEGIS"CD-ROM Proc. of International Conference on Computers in Education. (CD-ROM). (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 菅沼 明, 峯 恒憲, 正代 隆義: "学生の理解度と問題の難易度を動的に評価する練習問題自動生成システムAEGIS"情報研報 デジタルドキュメント(2003-DD-37). 2003・11. 25-32 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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