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仮想実験環境の高度化を指向した思考実験シミュレータ

研究課題

研究課題/領域番号 14022241
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関九州工業大学

研究代表者

平嶋 宗  九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10238355)

研究分担者 堀口 知也  神戸商船大学, 情報システム工学講座, 助教授 (00294257)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード思考実験 / 仮想実験環境 / ロバストシミュレータ / 実験を通した学習 / 人工知能
研究概要

自然への知的好奇心や探究心を高め,論理的思考能力や創造性を伸ばす上で,「実験を通した学習」の有効性が広く認められている.仮想実験環境とは,計算機上に仮想的な実験環境を構築し,より安全かつ手軽に,またより多くの学習者が主体的に実験に参加できるようにすることを目指して研究されているものである.平成14年度においては,仮想実験環境を構成するモジュールの一つである「思考実験シミュレータ」のプロトタイプを実現した.この「思考実験シミュレータ」では,学習者の仮説を入力として,生起する現象をその仮説に基づいて予測し,その推論過程と生起する現象を学習者に可視化する機能を実現している.この際,学習者の立てた誤った仮説に基づいて,ありえない現象を予測し,またその現象を可視化することによって学習者に仮説の誤りに気づかせることを狙っている点が特色となる.
本思考実験シミュレータは,実験の対象を力学系とした上で,(1)仮説入力インタフェイス,(2)定性的因果推論モジュール,(3)可視化モジュール,により構成されている.仮説入力インタフェイスにおいては,学習者が入力できる仮説を,対象となる力学系において観測可能なパラメータの定性的振る舞い間の因果関係のみに制限している.定性的因果推論モジュールでは,予め力学系についての因果関係モデルを用意しておき,そのモデルに対して学習者の仮説を追加することにより,学習者の仮説を反映した現象の予測を行う.可視化モジュールは,さらに,(a)推論過程可視化機能,と(b)現象可視化機能,により構成している.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 松田憲幸, 野本豊裕, 平嶋宗, 豊田順一: "Webブラウジングを対象としたページ分割による情報フィルタリング手法の提案と評価"システム制御情報学会論文誌. 15・4. 175-183 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 中野明, 平嶋宗, 竹内章: "演算の理解を指向した知的作問学習支援環境"人工知能学会論文誌. 17・5. 596-607 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 堀口知也, 平嶋宗: "誤りの修正を支援するシミュレーション環境-誤りの示唆性を考慮したEBSの制御"人工知能学会論文誌. 17・4. 462-472 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 國近秀信, 平嶋宗, 竹内章: "英語長文読解のための質問の複雑さの定義とその評価"人工知能学会論文誌. 17・4. 521-529 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平嶋 宗: "教育的インタラクションと学習者モデリング"システム制御情報学会. 47・4(印刷中). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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