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デジタルコンテンツを活用する教師の授業実施プロセス総合支援の研究

研究課題

研究課題/領域番号 14022265
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

井上 智雄  国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (40307666)

研究分担者 岡田 謙一  慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80118926)
研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2002年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワード教師支援 / 授業準備 / メタデータ / 教育コンテンツ / 教育システム / eラーニング / XML / 指導計画
研究概要

本研究の目的は,今後導入が進むと考えられる,教育用デジタルコンテンツを有効に活用できる,教師にとって現実的な授業実施プロセスの総合的な支援を実現することである.
従来の学校教育において,教師の最も重要かつ労を要する作業は,一連の授業実施プロセスである.ここで,授業実施プロセスは,年間学習指導計画およびさらに詳細な学習指導計画の立案・作成,学習指導計画に基づいた授業準備,授業の実施,授業実施後の評価から成る一連の作業であり,現実には授業の実施までに大半の時間を割いている.学習目標などの入念な計画に基いて,学習者に教材を提供するという,この教師の持つ専門的役割は学習形態に関わらず重要であるが,これまでにそのプロセスに注目した研究は見られない.ITの活用により,このプロセスを効果的に支援することが可能であると考えられるため,その方法を研究した.
まず,教師の一連の作業(授業実施プロセス)を,知的かつシームレスに支援するために,一連の作業に必要な文書・教材等について,それらの間の連携を考慮したメタデータを設計した.学習指導計画表,教科書,指導書の連携を検討の結果,デジタル指導書のためのメタデータを出版社間の差異は吸収し,教科別に作成した.
加えて,上記のデジタルコンテンツを利用して,授業実施プロセス支援を実現するシステムを開発した.このシステムは教科によらず各種メタデータを持つコンテンツを利用することができる.本システムにより,年間学習指導計画および詳細な学習指導計画の立案・作成,学習指導計画に基づいた授業準備という,授業実施までの作業において,教師が自由にデジタルコンテンツを利用することができる.さらに,作成した学習指導計画に従って,授業教材準備のための素材が提供される.授業教材の準備は,解説を含む教師用教材とそれを含まない生徒用教材を同時に作成できる.さらに生徒用教材を他のPCに表示して教師側と連動させて授業を実施できる.

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Tomo'o Inoue: "Support of making a guidance plan using a digital teaching guide"Proceedings of IASTED CATE2003. (to appear). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 井上智雄: "デジタル指導書を利用する指導計画作成支援"教育システム情報学会研究報告. 2002・4. 23-30 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 井上智雄: "デジタルコンテンツを活用する教師の授業実施プロセス支援の提案"日本教育工学会第18回大会講演論文集. 317-318 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 岡村拓朗: "教育デジタルコンテンツの統合による教育環境支援"情報処理学会研究報告. 2002・96. 17-23 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 岡村拓朗: "教育デジタルコンテンツ統合のためのメタデータの一検討"第1回情報科学技術フォーラム講演論文集. 309-310 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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