研究課題/領域番号 |
14023234
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
近藤 雅樹 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (40225628)
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研究分担者 |
佐々木 史郎 国立民族学博物館, 研究戦略センター, 教授 (70178648)
宇野 文男 福井大学, 教育地域化学部, 教授 (80324135)
宮坂 正英 長崎純心大学, 人文学部, 教授 (00269101)
熊倉 功夫 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (10027550)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
53,800千円 (直接経費: 53,800千円)
2005年度: 12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
2004年度: 13,500千円 (直接経費: 13,500千円)
2003年度: 13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2002年度: 14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
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キーワード | コレクション / 民俗学博物館 / 産業技術 / 輸出用工芸品 / データベース / 博物誌 / 国際研究者交流 / 多国籍 / 科学技術博物館 / 在外日本産業資料コレクション / 民族学博物館 / 科学博物館 / 億歳情報交換 / ヨーロッパ / アメリカ合衆国 / 民族学系博物館 / ガラス乾板コレクション / 未紹介コレクション / デジタル情報共有化 / 翻訳 / システムの調整 / 版権保護 |
研究概要 |
平成17年度は北欧・東欧・ロシア(サンクトペテルブルグ)に所在する博物館のコレクションを重点的に調査し、近藤・佐々木・水口千里(研究協力者)・宮坂がその中心となり、コペンハーゲンとストックホルムでの調査に伊藤廣之(研究協力者)・藤井裕之(同)が参加した。また宮坂と小林淳一(研究協力者)がライデンとミュンヘンにおいて川原慶賀の作成した動植物の標本画と風俗画の調査をおこなった。 ストックホルムでは国立民族学博物館が所蔵するツンベリーの収集資料(100点余)を調査し、金属製ボタン12点などを確認した。彼が持ち帰ることができた資料は小さなものばかりだった。日本資料とされる秤量器具の中には干の中国製品が混在していた。彼以後の収集に係る能面約50点をはじめとする工芸品類、和蝋燭、刻煙草、海藻などの産業資料も確認した。コペンハーゲンでは国立博物館において非公開資料の特別閲覧が許可され、和紙のコレクションや人力車とその乗客の生人形1体などを確認した。同館の常設展示は目本展示が非常に充実している。 これは、同館のカイ=ビルケット・スミスと岡正雄の親交が深かったことにもよるが、民族学・考古学資料に限らず美術工芸資料と科学・産業技術資料にも見るべきものが多い。 ドレスデンでは民族学博物館と衛生博物館に20世紀初期の衛生博覧会に日本が出品した資料が多数残されていた。明治時代末期に坪井正五郎が三越百貨店と提携して開発した教育玩具もあった。 サンクトペテルブルグでは前年度に続きクンストカメラの所蔵資料を調査した。駅舎や鉄橋など近代初期の建造写真を多数収録した大阪製の「のぞきからくり」を発見したほか、江戸時代の望遠鏡などを確認した。 ヨーゼフ・クライナー(海外研究協力者)は国際シンポジウムの成果を編集し『ヨーロッパ博物館・美術館収蔵の日本関係コレクション』2巻を刊行した。
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