• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

プラスミド水溶液投与による高効率遺伝子導入法を利用したがんのサイトカイン療法

研究課題

研究課題/領域番号 14030039
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関京都大学

研究代表者

高倉 喜信  京都大学, 薬学研究科, 教授 (30171432)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2002年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
キーワード遺伝子治療 / プラスミドDNA / サイトカイン / インターフェロン / 肝転移 / マウスモデル
研究概要

ハイドロダイナミクス法を利用したサイトカイン遺伝子導入によるがん遺伝子治療の方法論の確立を目的として、肝転移モデルマウスにおけるインターフェロン(IFN)遺伝子導入による抗腫瘍効果を検討した。IFN発現プラスミドDNA(pDNA)の静脈内投与後、一過性ではあるものの極めで高いレベルのIFNが主に肝臓で発現し血中に放出されることが確認された。このとき非特異的な炎症性サイトカインの誘導は見られなかった。CT-26細胞を門脈より移植した肝転移モデルマウスにおいてIFN発現pDNA投与を行った結果、IFN-γ発現pDNA投与群、特にIFN-β発現pDNA投与群において顕著な肝転移結節数の減少と生存日数の延長が見られた。肺転移モデルにおいても同様の治療効果が得られたが、皮下腫瘍モデルではこれらIFN発現pDNA投与による抗腫瘍効果はほとんど見られなかった。また、CT-26細胞をIFN存在下で培養したところ、IFN非存在下と比較して有意な増殖抑制効果が見られた。以上、ハイドロダイナミクス法による導入遺伝子選択的かつ効率的な遺伝子発現を利用することにより、naked DNAのみによるがん遺伝子治療の可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Naoki Kobayashi et al.: "Therapeutic effect of intravenous interferon gene delivery with naked plasmid DNA in murine metastatic models"Molecular Therapy. 6(6). 737-744 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

URL: 

公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi