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リンパ組織構築化とT細胞活性化を同時に担う分子による免疫システム賦活化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 14030059
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関徳島大学

研究代表者

松本 満  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (60221595)

研究期間 (年度) 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
キーワードリンホトキシン / リンパ組織形成 / シグナル伝達機構 / NF-κB / T細胞活性化
研究概要

免疫機構を利用したがん治療を有効に行なうためには、宿主が担癌状態あるいは抗癌剤投与により免疫不全状態にあることを想定し、宿主のもつ生体防御能を最大限に発揮させるための工夫を図ることが必要不可欠である。その為には、個々の免疫担当細胞の機能を増強するための研究が重要であることは論を待たない。これまでに私どもは、リンホトキシン(lymphotoxin)ノックアウトマウスを用いた研究から、リンホトキシンが脾臓の細胞構築化(T細胞領域とB細胞領域の分離化)やリンパ節形成といったリンパ組織構築作用をもつサイトカインであることを明らかにしてきた。すなわち、リンホトキシンは個々の免疫担当細胞に直接作用して免疫調節を行うのではなく、免疫担当細胞に「反応の場」を提供し、それによって免疫担当細胞の相互作用をコントロールするはたらきを持つ。本研究では、リンホトキシン受容体の下流ではたらくリン酸化酵素NF-kB-inducing kinase(NIK)のT細胞における役割を解析し、NIKがTCR/CD3の下流でNF-kBの活性化に重要な役割をはたすことを明らかにした。すなわち、NIKはリンパ組織構築化とT細胞活性化を同時に担う分子であり、その作用を利用して、がん免疫を最大限に発揮させる可能性が示唆された。

報告書

(1件)
  • 2002 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Matsumoto, M., et al.: "Essential role of NF-κB-inducing kinase in T cell activation through the TCR/CD3 pathway"Journal of Immunology. 169. 1151-1158 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書

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公開日: 2002-04-01   更新日: 2018-03-28  

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