研究課題/領域番号 |
14031224
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立成育医療センター(研究所) |
研究代表者 |
谷村 雅子 国立成育医療センター研究所, 成育社会医学研究部, 部長 (90014191)
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研究分担者 |
池田 均 独協医科大学, 越谷病院・小児外科, 教授 (10326928)
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研究期間 (年度) |
2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 肝芽腫 / 低出生体重 / 要因解析 / 酸化ストレス |
研究概要 |
低出生体重児の肝芽腫リスクの原因究明を目的として、小児がん全国登録1985〜1999年診断例16870例の資料を用いて、出生年別に各小児がん中の低出生体重児の比率を調べた結果、肝芽腫でのみ有意に高く、出生体重が低いほど相対危険度が顕著に上昇していた(2000-2499gで1.64、1500-1999gで2.83、1000-1499gで6.86、1000g未満で46.46)。1000g未満出生児の相対危険度は出生年が1985-89年で29.78、90-94年で47.63、95-1999年で58.97と年々上昇しており、低出生体重児の生存率と生存期間の向上に伴って今後の更なる増加が予想され、早期発見体制の強化が望まれる。1500g未満出生児における肝芽腫の診断年齢は4-106ヶ月で、1500g以上児の0-180ヶ月に比して生後少し経てから発生する現象が観察され、出生後の因子が関与している可能性が強まった。前回および今回の患者対照調査からも酸素投与または出生体重復帰に要した日数が危険因子として示唆された。 低出生体重児では生後の体重が1500gを越すまでは尿中の8-OHdG量が高く、以後、低値に安定することを既に報告したが、本研究により、ラットの肝で酸素暴露により8-OHdGが生じること、ラット新生児期には抗酸化活性が低いことが示された。 ヒト低出生体重児は新生児期には抗酸化活性が低いため、酸素暴露により肝にDNA障害が生じ、肝芽腫の発生を導くという仮説を支持する結果が得られた。
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