研究課題/領域番号 |
14033208
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
反町 洋之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (10211327)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2003年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2002年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | カルパイン / 血球分化 / カルシウム / サイクリンA / プロモーター / モジュレータプロテアーゼ / 蛋白分解 / プロセシング / 細胞周期 / 血球細胞 / ターンオーバー |
研究概要 |
カルパインは細胞質内にあって、細胞内情報伝達系や細胞周期に関与する蛋白質と直接相互作用し、これらを限定的に切断することにより、その機能・構造・活性を調節するモジュレータープロテアーゼである。近年、特に細胞周期とカルパインの関係について、興味深い報告が相次いでいるが、我々は共同研究により、独自にCCAAT/enhancer binding proteinβ(C/EBPβ)及びcyclin Aがカルパイン様プロテアーゼによって切断を受けることで活性を制御されていることを見出した。このプロテアーゼを詳細に解析した結果、骨格筋特異的に発現すると考えられていたカルパイン、p94(カルパイン3)のsplicing variantであることを強く示唆する結果を得た。そこで本研究では、マウスフレンド白血病(MEL)細胞を用いて、この分子を探索したところ、新規p94 splicing variantを見出すことに成功した。しかも、この分子は、新しく見出された組織普遍的プロモーターによりドライブされていることが判明し、細胞周期制御など、p94の全く新しい生理機能を担っている可能性が強く示唆された。新しく見出したp94 variantは、p94を特徴付けるNS, IS1,及びIS2という領域の一部または全てを欠失しており、生化学的性質もp94とは大きく異なることが明らかとなった。さらに、組織普遍的発現を示すものの、resting状態の血球よりも活性化されたもので発現が低下していることも明らかとなり、血球の分化制御にも関与することが示唆された。
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