| 研究課題/領域番号 |
14034242
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| 研究種目 |
特定領域研究
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 審査区分 |
生物系
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| 研究機関 | 熊本大学 |
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研究代表者 |
横内 裕二 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (60252227)
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| 研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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| 研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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| 配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
2003年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2002年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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| キーワード | 左右軸 / Shh / Nodal / Caronte / BMP / アンタゴニスト / Danae / ニワトリ胚 |
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| 研究概要 |
ニワトリ胚における左右軸形成は、ノード左側の限局したShhシグナルが側板中胚葉に広がり、Nodal発現を誘導するカスケードである。この過程において、BMPアンタゴニストであるCaronteは傍軸中胚葉左側で発現し左右対称に存在するBMPシグナリングを左側で抑制することでShh-Nodalシグナリングを仲介することが明らかになっている。しかしながら、Caronteの左側特異的発現制御機構はこれまで十分に検討されてこなかった。昨年度、我々はCaronteの発現誘導にはBMPシグナリングの阻害が必要であることを発見した。さらに新規BMPアンタゴニストであるDAN関連遺伝子Danaeを同定し、本遺伝子がnode近傍で発現しCaronteの左側特異的発現を制御する因子であることを発見した。
本年度はそのBMPアンタゴニストとしての性質を証明するためにXenopus胚を用いた解析を行った。まず全胚に対する効果を解析した。二細胞期の両割球にDanae mRNAを注入したところ、注入胚において弱い背側化が誘導された。このDanaeによるXenopus胚の背側化は、Bmp-2 mRNAの共注入によって回復した。次にanimal cap assayを行った。Bmp-2 mRNA注入animal capは腹側中胚葉マーカーであるT4-globinを発現する。このときDanae mRNAの共注入によってその発現は濃度依存的に阻害された。以上の結果はDanaeが他のDAN関連遺伝子同様にBMPアンタゴニストとして機能することを強く支持する。
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