研究課題/領域番号 |
14035237
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 神戸大学 (2003-2006) 奈良先端科学技術大学院大学 (2002) |
研究代表者 |
井上 邦夫 神戸大学, 理学部, 助教授 (40252415)
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研究分担者 |
平岡 泰 情報通信研究機構, 関西先端研究センター, グループリーダー (10359078)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
67,500千円 (直接経費: 67,500千円)
2006年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2005年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
2004年度: 14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2003年度: 14,200千円 (直接経費: 14,200千円)
2002年度: 14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
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キーワード | ゼブラフィッシュ / 生殖質 / mRNA局在化 / 生殖細胞 / microRNA (miRNA) / 翻訳制御 / microRNA(miRNA) / ミトコンドリア凝集体 / 母性mRNA / ポリA鎖 / RNA情報発現 / 発生分化 / RNA結合蛋白質 / mRNP |
研究概要 |
mRNA局在化は、細胞内での情報に偏りを生じる重要な制御系である。本研究では『RNAの動くメカニズム』と『動くRNAを介したRNA情報発現ネットワーク』の解明を目指して研究を行い、主に小型淡水魚ゼブラフィッシュ生殖細胞形成に着目した解析から、以下のような研究成果を挙げた。 (i)ゼブラフィッシュの4細胞期にvasa, nanos1, dazlなどの母性mRNAが局在化する細胞質が生殖細胞形成の決定因子(生殖質)として働くことを示した。(ii)これら生殖質mRNAが卵形成過程にミトコンドリア凝集体によって植物極局在化することを示すとともに、Tol IIトランスポゾンによるトランスジェニック技術を用いてmRNA局在化を再現する実験系を構築し、局在化に働くシス配列領域を明らかにした。(iii)生殖質に局在化できなかった余剰のnanos1やTDRD7 mRNAが体細胞に取り込まれると、機能性小分子RNAであるmicroRNAの一種miR-430によってポリ(A)鎖短縮化を介した分解促進・翻訳抑制制御を受けること、一方、miR-430は生殖細胞にも存在するが、生殖細胞特異的な機構によってnanos1やTDRD7の発現抑制が解除されることを示した。また、(iv)miR-430が多くの母性mRNAの分解・翻訳抑制によって母性から接合子型プログラムへの移行調節に働くことを示した。
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