研究課題/領域番号 |
14035238
|
研究種目 |
特定領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
山中 伸弥 奈良先端科学技術大学院大学, 遺伝子教育研究センター, 助教授 (10295694)
|
研究分担者 |
三井 薫 奈良先端科学技術大学院大学, 遺伝子教育研究センター, 助手 (40324975)
|
研究期間 (年度) |
2002
|
研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
|
配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2002年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
|
キーワード | 翻訳調節 / ES細胞 / DNAアレー / RNA結合蛋白質 / 発癌 |
研究概要 |
NAT1は翻訳開始因子eIF4Gに類似する蛋白質で、癌抑制遺伝子の候補として同定された。これまでの研究でNAT1は特定mRNAの翻訳調節に関与していることが示唆されている。そこで本研究においてはNAT1により翻訳調節されているmRNAの同定を目標とした。この目的のために2つの方法を用いた。まず一つ目の方法ではNAT1蛋白質をTandem affinity法により細胞から精製し、この際共精製されてくるRNAをDNAマイクロアレーにより同定することにした。これまでのところNAT1のC末端に2つのタッグを融合させた蛋白質をES細胞で発現させ、アフィニティー精製により高純度に融合蛋白を精製することに成功している。現在DNAアレーの条件検討を行っている。第2の方法では、NAT1の標的である可能性の高いIRES配列を有するmRNAについて、正常細胞とNAT1遺伝子欠損細胞の間で翻訳レベルを比較し、真にNAT1による調節を受けているかどうかを検討した。その結果、p27Kip1のIRES依存的な翻訳がNAT1遺伝子欠損細胞で亢進していることが明らかとなった。
|