研究課題/領域番号 |
14035242
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 (2005-2006) 独立行政法人理化学研究所 (2002-2004) |
研究代表者 |
阿形 清和 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (70167831)
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研究分担者 |
中村 輝 独立行政法人理化学研究所, 生殖系列研究チーム, チームリーダー (90323245)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
64,400千円 (直接経費: 64,400千円)
2006年度: 13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2005年度: 13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
2004年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2003年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
2002年度: 12,600千円 (直接経費: 12,600千円)
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キーワード | RNA / 転写後調節 / 幹細胞 / 神経細胞 / 生殖細胞 / プラナリア / non-coding RNA / RNAi / ショウジョウバエ / RNAタンパク質複合体 / クロマトイド小体 / 生殖顆粒 / 再生 / DEAD box型RNA helicaae |
研究概要 |
本研究では、全能性・多能性をもつ幹細胞や生殖細胞の制御にRNAがどのように関わっているのかを明らかにすることを目標としている。特に、幹細胞や生殖細胞の細胞質に、なぜ巨大なRNA-タンパク質複合体があるのか、その必然性と生物学的な意味について明らかにすることを目標とした。近年の研究は、それらの巨大RNA-タンパク質複合体が翻訳制御に関与している可能性と、核内のクロマチン構造を制御している可能性の2つを示唆している。共同研究者である中村らは、ショウジョウバエを使って生殖細胞における翻訳制御の重要性を遺伝学的・生化学的に示すことに成功した。一方、プラナリアにおいては、幹細胞で発現しているRNA結合タンパク質について網羅的に調べたところ、細胞質に存在するものと核内に分布するものの両方があり、それらをRNAi法で機能解析したところ、他の遺伝子の発現に影響を与えるものや、幹細胞そのものが消失するものが得られた。これらの結果は、幹細胞の制御にRNAが多岐にわたってダイナミックに関わっていることを示唆しており、今後は生化学的なアプローチを組み入れて解析していくことが必要であることが明らかとなった。
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