研究課題/領域番号 |
14035243
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
塩見 春彦 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 教授 (60202107)
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研究分担者 |
岡野 栄之 慶応大学, 医学部, 教授 (60160694)
塩見 美喜子 徳島大学, ゲノム機能研究センター, 助教授 (20322745)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
123,400千円 (直接経費: 123,400千円)
2006年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2005年度: 24,000千円 (直接経費: 24,000千円)
2004年度: 25,100千円 (直接経費: 25,100千円)
2003年度: 25,100千円 (直接経費: 25,100千円)
2002年度: 25,200千円 (直接経費: 25,200千円)
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キーワード | RNA結合蛋白質 / RNAi / 小分子RNA / Musashi / FMR1 / PABP / 脆弱X症候群 / 翻訳調節 / RNA結合タンパク質 / AGO2 / siRNA / 翻訳抑制 / ショウジョウバエ / 神経機能 / 神経幹細胞 / 遺伝子発現制御 / miRNA / 神経系前駆細胞 / musashi / 概日リズム / Notch-シグナル |
研究概要 |
脆弱X蛋白質のショウジョウバエ相同体dFMR1タンパク質がRNAi分子経路と相互作用することを明らかにし、「RNAi分子装置の異常による疾患」という新しい領域を開いた。さらにdFMR1複合体(dFMR1-RNP)の精製を進め、この複合体にはRNAi関連因子AGO2とDmp68のみならず、性行動関連因子Lingererが含まれていることを明らかにした。また、この複合体には約20塩基長の小分子RNAが含まれていることも判明した。クローニングを進めた結果、約20塩基長の小分子RNAは内在性siRNAであると考えられた。そこで、AGO2と相互作用するは内在性siRNAのクローニング法を確立し、それらの配列情報を得た。また、Lingererにはヒト相同体(AD-010とNICE-4)が存在し、これらがヒトFMR1と相互作用することを確認した。 一方、Musashi1 (Msi1)に結合する共役蛋白質の濃縮・精製を行い、MALDI-TOF MS法でPoly (A) Binding Protein 1 (PABP1)を同定した。Msi1はPABP1のeIF4G結合部位(PABP1のN末部位)に結合し、eIF4GとPABP1の結合を積極的に解除または弱めていることをin vitroの結合実験で明らかにした。またMsi2単独欠損マウスの個体の解析を行ったところ、背側神経節の発達不全のために脊髄との線維連絡が低下していることが明らかとなった。さらに、Msi2の標的遺伝子の解析を行ったところプライオトロピン(ptn)が同定され、ptnのmRNAの3'非翻訳領域に特異的に結合し、その発現を転写後調節していることが明らかになった。
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