研究課題/領域番号 |
14037212
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
徳田 元 (2003-2006) 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (40125943)
松山 伸一 (2002) 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教授 (50183108)
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研究分担者 |
松山 伸一 立教大学, 理学部, 教授 (50183108)
徳田 元 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (40125943)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
129,200千円 (直接経費: 129,200千円)
2006年度: 24,600千円 (直接経費: 24,600千円)
2005年度: 26,400千円 (直接経費: 26,400千円)
2004年度: 29,200千円 (直接経費: 29,200千円)
2003年度: 30,000千円 (直接経費: 30,000千円)
2002年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
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キーワード | リポタンパク質 / ABCトランスポーター / 分子シャペロン / 大腸菌 / 膜局在化 / 外膜 / 再構成 / リポ蛋白質 / 品質管理 / ペリプラズム / プロテアーゼ / 細胞表層 / タンパク質局在化 |
研究概要 |
大腸菌のリポ蛋白質を選別して外膜に輸送するLolシステムについて以下のことを明らかにした。 (1)選別シグナルと認識;内膜特異的リポ蛋白質を外膜に輸送する変異株を分離し、LolCDE複合体のLolCに変異があることを明らかにした。内膜特異的シグナルはLolCDEの認識を回避するシグナルであることを解明した。また、LolCDEが認識する部位は、リポ蛋白質の脂質修飾されたN末端システインであることを示した。さらに、選別シグナルの認識は、リン脂質組成によって影響を受けることを示した。(2)構造解析; LolAとLolBの結晶構造を解明した。両因子のアミノ酸配列の相同性は低いが、結晶構造はよく似ており、疎水性のキャビティーを持っていることを見いだした。(3)メカニズム; LolB変異体を分離し、機能に重要なトリプトファン残基を明らかにした。LolAの43番目のアルギニン残基を系統的に変異させ、LolAからLolBにリポ蛋白質が受け渡されるためには、リポ蛋白質との親和性が重要であることを示した。LolAの疎水性キャビティーはリポ蛋白質の結合サイトと推測される。変異体の分離により、キャビティーの開閉が重要であることを示した。ABCトランスポーターでは初めて、基質結合型のLolCDEが分離できることを見いだした。 緑膿菌のLolシステムは、大腸菌と同様リポ蛋白質の特異的外膜輸送に必須であることを明らかにした。しかし、大腸菌とはシグナルが異なることも明らかにした。
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