研究課題/領域番号 |
14044040
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
融 健 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (00163957)
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研究分担者 |
中村 修一 名古屋工業大学, 工学研究科, 助手 (20335087)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2003年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2002年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ジシラザン / HMDS / イミダゾリン / マイクロ波 / 選択的 / 金属フタロシアニン / 無金属フタロシアニン / 機能性色素 / 製造法 / 無溶媒 / フタロシアニン / 色素 / 環境 |
研究概要 |
本研究では、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)のシリル化能および脱水能力に着目して、さらにHMDSを窒素導入試薬として用いる反応により、イミダゾリン、フタロシアニンなどの含窒素環状化合物の新しい高効率の製造法を開発した。 (1)アルデヒドとHMDSとアルミナをマイクロ波照射5分間行い、ついで、DBNまたはDBUを加えて5分間照射すると、ほぼ定量的にcis-イミダゾリンを得ることができ、塩基としてt-BuOK/DBUを用いるとtrans-イミダゾリンが選択的に高収率で生成することがわかった。キラルジアミンに導くことができる複素現として有用なイミダゾリンは、これまで、多段階を経て得られてきたが、本研家により、cis- およびtrans-イミダゾリンを高収率、短時間で選択的に得る方法が確立できた。 (2)フタロニトリルとHMDSとを金属塩の存在下、100℃で反応させると金属フタロシアニンが高収率で得られることがわかった。金属塩を入れないで硫酸アンモニウムやP-トルエンスルホン酸を10モル%存在させると収率良く無金属フタロシアニンが得られる。150℃で反応を行うと触媒量(30モル%)のHMDSでも良好に反応が進行する。フタルイミドや無水フタル酸とHMDSと金属塩を触媒量のp-トルエンスルホン酸を存在させて、封管中150℃で加熱すると金属フタロシアニンが良い収率で得られた。HMDSの代わりに高沸点のジフェニル置換ジシラザンを用いれば封管中で反応を行うことなく、高収率でフタロシアニンが得られることがわかった。また、置換体、無金属フタロシアニンも効率よく穏和な条件で合成でき、本法は新規機能性色素の開発に必要な広汎なフタロシアニン誘導体の合成に役立つことが期待される。
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